相馬蓮也

匂いに溶ける媚薬の夜(第2話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第2話:媚薬の香りに溶ける吐息

澪の指が玩具をゆっくりと回転させると、柔らかな先端が蓮の太ももを軽く撫でた。媚薬の香りが一気に濃くなり、部屋の空気が甘くねっとりと絡みつく。蓮の鼻腔を満たすその匂いは、ただの香水とは違う。澪の体温で温められた蜜のような熱を帯びていて、吸い込むたびに下腹が疼いた。

「はぁ……ん……」

澪の吐息が急に荒くなる。頰が赤らみ、黒いドレスの胸元が小さく上下した。媚薬の効果が彼女自身にも回り始めたのか、瞳がとろりと溶けるように潤む。蓮は思わず彼女の肩に手を置いた。肌が熱い。指先がざわつくほどの熱が、彼女の体から伝わってくる。

「澪……大丈夫か?」

「うん……でも、もっと……この匂い、君も感じてるよね?」

澪の声が甘く掠れる。玩具が再び動き、蓮の内腿を優しく這う。布越しに伝わる振動が、理性の糸を少しずつ溶かしていく。蓮の衝動が胸の奥でざわめいた。彼女の匂いに包まれ、彼女の吐息を聞いているだけで、体が前へ前へと傾く。

二人の距離が自然と縮まる。澪の長い髪が蓮の肩に落ち、甘い香りがさらに濃密に絡み合った。蓮は彼女の腰に手を回し、ゆっくりと引き寄せる。拒否の気配はない。むしろ澪の体が、わずかに彼の胸に寄り添ってきた。

「このまま……触れていい?」

蓮の声が低く震えた。澪は小さく頷き、玩具を自分の太ももに滑らせながら、熱い吐息を蓮の首筋に吹きかける。

「もっと近くで……匂いを嗅いで。私の熱も、感じて……」

玩具の先端が、澪のドレスの裾をゆっくりと持ち上げる。彼女の肌が露わになり、香りが一層強く立ち上った。蓮の指がその太ももに触れた瞬間、澪の体が小さく震えた。合意の熱が、二人の間に確かなものとして広がっていく。

澪の瞳が、なおも次の動きを促すように、甘く細められた。