相馬蓮也

人妻の言葉に乱れる男の秘部(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:汗まみれの視線と甘い囁き

 平日の夜遅く、街の喧騒が遠くに溶け込む時間帯。俺、相馬蓮はいつものジムに足を運んでいた。25歳の独身、仕事のストレスをこの鉄の塊にぶつけるのが日課だ。汗が滴り落ちるトレッドミルで、息を荒げながら走る。照明が鈍く照らす室内は、俺みたいな男や、鍛え上げた体躯の女たちだけが息づく空間。音楽の低音が体を震わせ、汗の匂いが空気に混じる。

 視線を感じたのは、それからすぐだった。鏡越しに、向こうのマシンでストレッチを続ける女。32歳くらいか。黒いレギンスがしなやかな脚を包み、スポーツブラから覗く谷間が汗で光っている。近所の住人だと直感した。名前は知らないが、何度か顔を合わせたことがある。夫持ちだって噂は耳にしていた。人妻の美佐――それが彼女の名だと、後で知る。

 俺の視線に気づいたのか、彼女がこちらを向く。汗で濡れた髪が頰に張り付き、唇がわずかに開く。目が絡んだ瞬間、心臓が跳ねた。走る足が速くなる。彼女も動きを止め、ゆっくりと近づいてくる。ジムの空気が一気に熱を帯びる。

「疲れてるみたいね。フォーム、崩れてるわよ」

 美佐の声が、耳元で甘く響く。彼女は俺のすぐ横に立ち、トレッドミルを止めた俺の肩に軽く手を置いた。汗が混じり合う距離。息が熱い。

「いや、集中してただけだよ。君こそ、こんな遅くに」

 言葉が自然に飛び出す。衝動だ。俺の体はもう、理屈を待たずに動いていた。彼女の指が肩を滑り、背中へ。マシンの陰で、誰もいない死角。ジムの喧騒が遠のく。

「ふふ、君みたいな若い男の子が、こんなところで汗流してるの見てると、つい目がいっちゃうのよね」

 彼女の息が首筋にかかる。甘い、熟れた果実のような匂い。俺の体が震える。彼女の手が腰に回り、密着。汗まみれの胸が俺の背中に押しつけられる。柔らかく、熱い。心臓の鼓動が同期するみたいだ。

「あなた……ここ、ジムだよ」

 抗議のつもりだったが、声が上ずる。彼女の唇が耳朶に触れる。囁きが、毒のように体を巡る。

「しーっ。誰も見てないわ。君の体、女みたいに敏感ね。ほら、こんなに震えてる」

 その言葉が、俺の理性を溶かした。女みたいに――その一言が、胸の奥を掻き乱す。未知の疼きが、下腹部に走る。彼女の指が腹筋をなぞり、へそ辺りで止まる。軽く押す。電流が走った。

「はっ……」

 声が漏れる。恥ずかしい、情けない喘ぎ。俺は衝動的に振り向き、彼女の腰を抱き寄せた。唇が触れ合う。軽いキスのはずが、すぐに深くなる。舌が絡み、汗の味が混じる。彼女の吐息が熱く、俺の秘部を疼かせる。

「ん……君、欲情しやすいのね。夫より、ずっと可愛い反応」

 キスを離し、彼女が笑う。目が妖しく輝く。俺の体はもう、制御不能。股間が熱く膨張し、痛いほどだ。彼女の手がそこに触れそうで触れず、焦らす。

「あなた、俺……」

 言葉にならない。彼女は指を俺の唇に当て、静かに微笑む。

「続きは、また今度ね。君のその敏感な体、もっと味わいたいわ」

 そう言い残し、彼女はスッと離れる。汗の跡が残る背中を、俺は見送るしかなかった。ジムの鏡に映る俺の顔は、赤く火照り、目は虚ろ。欲情が爆発した余熱が、体中を駆け巡る。

 帰宅の道路は、雨上がりの街灯がぼんやり光る夜道。車内の静寂に、俺の荒い息だけが響く。シャワーを浴びても、消えない。美佐の囁きが、耳に残る。「女みたいに敏感ね」。その言葉が、秘部を疼かせる。指が自然にそこへ伸びるが、寸前で止める。未練が募る。明日、またジムに行こうか。いや、行かずにはいられない。この熱は、抑えきれない。

 ベッドに横たわり、目を閉じる。汗まみれの密着、唇の感触、甘い言葉。体が疼き、眠れない夜が続く。彼女の影が、俺の欲望を掻き立てる。次に会ったら、どうなる? その想像だけで、秘部が熱く脈打つ。

(約1950字)

次話:「個室の誘惑と未知の震え」へと続く。