緋雨

上司視線に震える美脚の絆(第2話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第2話:控室のはだけと膝の熱

 平日の朝、オフィスはまだ人影がまばらだった。窓から差し込む柔らかな光が、廊下の絨毯を淡く照らす。控室の扉が静かに開き、遥は資料の束を抱えて入った。30歳の彼女のブラウスは、昨夜の雨で湿った空気のせいか、わずかに肌に張り付き、胸元のボタンが緩んでいる。黒いタイトスカートの下、美脚がストッキングに包まれ、控えめなヒールの音が部屋に響く。

 拓也はすでにそこにいた。35歳の上司は、棚からファイルを引き出し、テーブルに広げていた。昨日の打ち合わせの続きだ。新刊の資料を並べ、プロモーションの最終確認。言葉は少なく、視線が中心だ。遥はテーブルに近づき、資料を置く。ブラウスが前屈みの動作でわずかにはだけて、黒いランジェリーのレースが胸元から覗く。スカートの裾が持ち上がり、美脚の付け根、ストッキングの縁とレースの影が、ほんの瞬間に露わになる。

 拓也の視線が、そこに留まった。デスク下の沈黙から一夜明け、朝の静けさの中で、より深く。遥は気づきながら、資料を並べる手を止めない。心臓の鼓動が、昨夜の余韻を呼び起こす。脚の疼きが、微かに蘇る。視線は熱くなく、ただ沈み込む。ランジェリーのレースを、美脚の曲線と繋ぐように。空気が、ゆっくりと重くなる。

 二人はテーブルを挟み、資料を指でなぞる。拓也の声が、低く。「ここを強調したい」。遥は頷き、身を寄せる。膝が、触れ合う。ストッキング越しの熱が、互いの肌に伝わる。遥の右膝が、拓也の左膝に軽く当たる。動かさず、ただ留まる。息が、近づく。控室の静寂が、二人の吐息を濃く織りなす。遥の脚が、無意識に擦れる。太ももの内側が、ストッキングの滑りで微かに震え、熱を帯びる。

 視線が、再び落ちる。ブラウスのはだけから、ランジェリーの黒いレースへ。美脚の付け根まで、影のように沈む。遥の肌が、甘く疼く。昨日のデスク下の視線が、朝の光の中で進化する。膝の接触が、息の距離を縮める。拓也の指が、資料をめくる動作でわずかに震える。遥は内心で思う。この熱は、合意の予感か。抑制された緊張が、腹の底に溜まる。

 沈黙が深まる。膝の触れ合いが、離れない。遥の脚が、わずかに動く。擦れ合うストッキングの音が、かすか。拓也の息が、熱く混じる。彼女の胸元に視線が留まり、ランジェリーのレースが朝光に透ける。遥の指が、資料を押さえ、ブラウスを直すふりをするが、はだけは残る。視線を、受け止めるように。

 拓也の囁きが、「美しい」と控室に落ちる。声は低く、息に溶ける。遥の心が、傾く。膝の熱が、身体全体に広がる。視線が絡み、沈黙が甘く疼く。資料の山が、二人の間を隔てながら、近づかせている。遥の脚が、再び擦れ、抑制の限界を試す。拓也の視線が、美脚を辿り、ランジェリーの影に沈む。

 打ち合わせは続く。言葉は淡々と、しかし膝の接触は途切れない。息の変化が、空気を震わせる。遥の肌が、ストッキング越しに熱を持つ。ブラウスのはだけが、視線の橋渡し。拓也の指が、テーブルで止まり、遥の膝に近づきそうで近づかない。緊張が、静かに募る。控室の扉が閉まったまま、外の足音さえ聞こえない。

 遥は思う。この囁きは、昨日の視線を言葉にしたもの。心が、わずかに開く。膝の熱が、合意の兆し。だが、まだ抑制。資料を片付け、拓也が立ち上がる。視線が、最後にランジェリーのレースと美脚に。遥の息が、残る。控室の静けさが、二人の余韻を包む。

 昼近く、オフィスに戻る遥の脚は、疼きを隠せない。膝の感触が、ストッキングに刻まれる。拓也の囁きが、耳に残る。「美しい」。残業の夜が、近づく予感。視線が、次にどんな接触を呼ぶのか。遥の心は、静かな期待に震えた。

(第2話 終わり 次話へ続く)