篠原美琴

友人視線に晒す妻の谷間(第2話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第2話:膝に沈む谷間の影

 新たな酒瓶が開き、グラスの音がリビングに響く。平日の夜はさらに深まり、外の街灯が窓辺を淡く照らすだけ。拓也の笑いが途切れ、浩が新しい話題を振る。カードゲームだ。簡単なもの、負けたら飲むだけ。だが、皆の視線はすでに遥の谷間に留まり、沈黙の余熱を帯びている。健がカードを配り、遥の背に指を滑らせる。合図の続き。遥は心の中で頷き、グラスを置く。

 一巡目、慎が負ける。軽い笑い。酒を煽る音。二巡目、浩。三巡目、遥。彼女は立ち上がり、夫の膝に近づく。ゲームのルールではない。ただの罰。健の目が、静かに促す。遥はゆっくり腰を落とす。夫の膝の上に、寄り添う形。ニットの胸元が、夫の胸に触れそうに沈む。谷間の影が、布地の下で深くなる。

 三人の視線が、一斉にそこに落ちる。拓也の息が、止まる。浩の指がグラスを握りしめ、慎は目を細める。遥の肌が、視線に晒され、熱を帯びる。夫の膝の硬さと温もりが、太腿に伝わる。胸を押しつける距離。触れていないのに、柔らかな膨らみが空気を圧迫する。ニットの生地が張り、谷間の曲線を浮き彫りにする。遥の心臓が、速く鳴る。

 健の手が、遥の腰に回る。軽く、支えるだけ。合意の重み。妻として、この晒しを二人で選んだ瞬間。遥は視線を伏せ、息を整えようとする。だが、友人たちの目が谷間に絡みつく。沈黙が、部屋を支配する。グラスの氷が溶ける音だけ。遥の胸が、息づかいに微かに揺れる。谷間の肌が、じわりと湿る。

 「遥さん、健の膝、快適?」

 拓也の声が、低く響く。冗談めかして。皆が息を潜め、笑いを待つ。遥は小さく頷くだけ。言葉より、身体の密着が答える。夫の膝に体重を預け、胸をさらに寄せる。布地の下の柔らかさが、夫の胸に影を落とす。三人の視線が、より濃く。浩の喉が、鳴る。慎の指が、膝の上で止まる。

 ゲームが再開する。カードの音。だが、誰も集中しない。遥の谷間が、空気を支配する。膝上の位置で、座るたび微動する曲線。健の息が、遥の耳元に触れる。熱い。妻の心が、震える。晒されるこの感触。友人たちの視線が、肌を撫でるよう。触れず、ただ見つめるだけ。それなのに、遥の奥が疼く。甘い渇望が、静かに広がる。

 負けが続き、遥が再び膝に沈む。今度は深く。胸の膨らみが、夫の胸板に密着する。谷間の影が、ニットの隙間から覗く。拓也の目が、釘付け。浩はグラスを置き、身を乗り出す。慎の息が、浅く速まる。沈黙の緊張が、部屋を重くする。遥の指が、夫の膝に食い込む。抑えきれない熱。肌が、火照る。

 健の指が、遥の背を撫でる。ゆっくり、円を描く。誰も気づかないふり。だが、視線は谷間に戻る。柔らかな揺れが、息の乱れに連動する。遥の吐息が、途切れ途切れ。膝の上で、身体が微かに揺らぐ。友人たちの視線が、熱を注ぐ。合意の距離で、夫婦の熱が交錯する。妻の胸が、晒されながら疼く。

 「次、誰だ?」

 浩の声が、かすれる。カードが配られる。遥は膝から降りず、夫の温もりに寄りかかる。谷間の柔らかさが、空気を甘く支配。沈黙の隙間に、渇望が満ちる。三人の目が、離れない。遥の肌が、汗を浮かべる。心の微動が、全身を震わせる。健の目が、遥に語る。まだ、続く。

 酒が進み、グラスが空く。ゲームのルールが、緩やかに変わる気配。遥の胸元が、息づかいに影を落とす。視線の下、膝上の密着が熱を蓄える。友人たちの息遣いが、部屋に響く。遥の指先が、震える。夫の膝の上で、妻の心が甘く溶ける。次なる一線が、静かに近づく。吐息が、途切れる。

(1987文字)