緋雨

パーティー影、友人の顔に零れる寝取り熱(第4話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第4話:控室の闇に零れる自らの熱

 拓也の指が、私の手を強く絡め、テラスからラウンジの喧騒を抜ける。浩太の笑い声が扉越しに遠く響く中、私たちは人影の隙間を滑るように進み、ホテルの控室へ続く薄暗い廊下へ入る。平日の夜の静けさが、足音を吸い込み、雨の音だけが壁に反響する。拓也が鍵付きの扉を開け、私を先に押し込む。室内は仄暗く、ソファと小さなテーブルが影に沈む。街灯の光がブラインドの隙間から滲み、空気を重く淀ませる。扉が閉まり、鍵の音が響く。浩太の気配は、ここにはない。完全に、二人だけの闇。

 拓也の荒い息が、私の首筋に触れる。唇が再び重なり、舌が激しく絡みつく。テラスでの余韻が、即座に熱を爆発させる。私は彼のジャケットを剥ぎ取り、シャツの残りのボタンを外す。胸板の熱い肌が露わになり、掌で強く押し当てる。硬く張った筋肉の下、心臓の鼓動が狂おしく速まる。拓也の手が私のドレスのファスナーを完全に下ろし、布地を床に落とす。素肌が夜の冷気に震え、彼の温かな掌が背中を這う。腰から尻へ、強く掴む。息が混じり、互いの吐息が湿った熱を運ぶ。抑制が崩れ、欲情が剥き出しになる。

 ソファに押し倒される。拓也の体が覆い被さり、ズボンのベルトを私が解く。ファスナーを下ろすと、硬く張りつめた熱が飛び出す。布地を剥ぎ取り、掌で包む。脈打つ感触が、指先に電流のように伝わる。拓也の息が喉から漏れ、低い呻きが闇に溶ける。「君の顔に……零したい」。その言葉に、私の内面が甘く疼く。浩太の寝取り。恋人の知らぬところで、この男の熱を受け止める合意。視線を絡め、頷く。私はソファに膝立ち、彼の前に身を寄せる。拓也が立ち上がり、私の顔を見下ろす。瞳に映るのは、剥き出しの衝動。手が自らの硬さに伸び、ゆっくりと扱き始める。

 その姿を、私は視線で導く。頰を近づけ、息を吹きかける。湿った熱気が、彼の先端を刺激する。拓也の動きが速まる。掌の上下が、粘ついた音を立てる。私の手が彼の太腿を撫で、支える。合意の甘さが、肌全体を震わせる。浩太の笑い声が、遠く廊下越しに微かに届く。それが、緊張を頂点に煽る。寝取りの禁断が、内面を溶かす。拓也の息が乱れ、腹筋が硬く引き締まる。「見てて……君の顔に」。声が震える。私は目を逸らさず、唇を僅かに開く。舌先を出し、誘うように。

 頂点が迫る。拓也の体が震え、手の動きが激しくなる。瞳が深く沈み、私の顔を捉えたまま。熱い脈動が、先端から零れ落ちる。一筋、二筋。白く熱い飛沫が、頰に、唇に、額に降り注ぐ。自らの衝動を晒す姿が、闇の中で鮮烈に刻まれる。温かな感触が肌を滑り、甘い疼きが全身を駆け巡る。私は目を閉じず、それを受け止める。指で零れを掬い、唇に塗る。味見のように、舌でなぞる。拓也の呻きが頂点に達し、体が僅かに崩れる。余韻の震えが、彼の太腿に伝わる。私の頰が、熱く濡れる。浩太の知らぬところで、この熱が私を染めた。

 だが、まだ終わりではない。拓也が膝をつき、私を抱き寄せる。零れの残る顔に、彼の唇が触れる。舌が頰を舐め、互いの味を混ぜる。キスが深く、荒く。私の手が彼の首に回り、引き寄せる。ソファに倒れ込み、体が密着する。テラスの余韻が、再び熱を呼び起こす。彼の指が、私の内腿を這い、湿った中心に触れる。布地をずらし、直接。指先が滑り込み、甘い摩擦を生む。私は腰を浮かせ、息を詰める。視線が絡み、合意の深まりを確かめ合う。浩太との二年が、遠い影のように薄れる。この男の熱が、私の全てを塗り替える。

 拓也の硬さが、再び張りつめる。零れの余韻で敏感になった先端を、私の入口に導く。ゆっくりと沈み込む。満ちる感触が、内面を震わせる。互いの息が混じり、体が一つになる。腰の動きが始まる。最初はゆっくり、深く。私の手が彼の背中に爪を立て、引き寄せる。動きが速まる。ソファが軋み、雨の音がそれを覆う。闇の中で、肌がぶつかる湿った音。胸が押し潰され、頂が擦れ合う。快感の波が、頂点へ積み重なる。浩太の声が、かすかに廊下に響く。「おい、どこ行った?」。一瞬の緊張が、逆に絶頂を煽る。

 頂点が訪れる。私の内側が収縮し、彼を強く締めつける。拓也の体が硬直し、低い咆哮が喉から漏れる。熱い奔流が、奥深くに注がれる。互いの震えが溶け合い、全身を甘い痺れが覆う。息が荒く、汗が肌を濡らす。ゆっくりと動きを止め、体を重ねたまま沈黙する。零れの痕が私の顔に残り、彼の熱が内側に満ちる。視線が絡み、言葉のない告白。浩太の寝取りが、永遠の秘密として刻まれた。この関係は、変わった。恋人の影を越え、二人の熱だけが残る。

 控室の闇が、余韻を優しく包む。雨の雫が窓を叩き、街灯の光が揺れる。拓也の指が、私の頰の零れを拭い、唇に塗る。キスが静かに重なる。浩太の気配が遠く戻る中、私たちは体を離す。ドレスを整え、視線で約束を交わす。この甘い疼きは、消えない。日常へ戻る足取りに、肌の熱が永遠に残る。二人の秘密が、静かに息づく。

(約2050字)