雨宮凪紗

汗の匂いに拳を沈める夜(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁じます。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:汗濡れ視線が絡むトレーニング

 平日の夜遅く、街の喧騒が遠くに溶けるジム。拓也は28歳のサラリーマン、仕事のストレスを振り払うためにここへ通うのが習慣だ。重いダンベルを握り、息を荒げながらベンチプレスに挑む。汗が額を伝い、シャツが肌に張りつく感触が心地いい。

 今日のトレーナーは怜、30歳の逞しい体躯の男だ。怜の担当になると、拓也の集中はいつも少し揺らぐ。怜の肌から立ち上る汗の匂い──それは生々しく、甘く、拓也の鼻腔をくすぐる。トレーニングウェアが汗で濡れ、筋肉の輪郭を浮き彫りにした怜の姿が、鏡越しに拓也を捉える。

「拓也さん、フォームいいよ。もっと胸張って──ほら、俺が支えるから」

 怜の声が低く響き、手が拓也の胸に触れる。熱い掌の感触が、シャツ越しに伝わる。拓也の息が一瞬、詰まる。怜の汗の匂いが間近で濃くなる。塩辛く、男らしい獣のような香り。拓也の首筋が熱く疼き、股間がわずかに反応する。

「ん……怜さん、近い……」

 拓也の声が掠れる。怜の視線が絡みつく。怜の瞳は暗く輝き、拓也の汗ばんだ首筋を舐めるように見つめる。トレーニングを続けながら、二人の距離は自然に縮まる。怜の太ももが拓也の脚に軽く当たり、布地越しの熱が伝わる。拓也の心臓が速く鳴り、息が熱く乱れる。

 怜がバーベルをスポットし、体を寄せる。汗濡れの首筋から、怜の匂いが直撃する。拓也の鼻が勝手に動く。深く吸い込みたくなる衝動。怜の体臭は、ジムの空気に混じって拓也を包む。甘酸っぱく、興奮を煽る匂いだ。拓也の肌が震え、乳首が硬く尖るのを感じる。

「はあ……はあ……怜さんの匂い、すごい……」

 拓也の呟きが漏れる。怜の唇がわずかに弧を描く。トレーニングの合間、怜の指が拓也の肩を揉む。固い筋肉をほぐす動きが、徐々に優しく、甘く変わる。拓也の体が熱く火照り、股間が疼く。怜の汗が滴り、拓也の腕に落ちる。その一滴が、肌に溶け込む感触で拓也を震わせる。

 セットを終え、拓也がベンチから起き上がる。息がまだ整わず、怜の匂いが肺に残る。怜が水を飲み、喉を鳴らす音が響く。汗で光る怜の胸板が、拓也の視線を奪う。怜の乳首がウェア越しに浮き、拓也の口内が乾く。

「拓也さん、今日の調子いいね。汗、かいてるよ」

 怜が笑い、拓也のタオルで自分の首を拭く仕草。タオルに染みた怜の汗の匂いが、ふわりと広がる。拓也の鼻が反応し、体が前傾する。怜の視線が鋭く、拓也を射抜く。

 トレーニングが終わり、周囲の客がまばらになる夜のジム。怜が拓也の腕を掴み、耳元で囁く。

「匂い、嗅ぎたい?」

 怜の熱い息が拓也の耳朶を濡らす。拓也の体がびくりと震え、頷く間もなく怜の鼻が首筋に寄せられる。怜の吸い込む音が、耳に響く。拓也の汗と混じった匂いを、怜が貪るように嗅ぐ。拓也の首筋が熱く痺れ、甘い疼きが下腹部に広がる。

「んっ……怜さん……あっ……」

 拓也の声が甘く漏れ、怜の舌先が軽く肌を這う。ジムの空気が二人の熱で重くなる。怜の体臭が濃密に絡みつき、拓也の股間を硬くさせる。怜の手が拓也の腰に回り、引き寄せる。互いの股間の膨らみが触れ合い、布地越しに熱がぶつかる。

 怜の鼻が拓也の首筋を強く押しつけ、深く息を吸う。拓也の体が溶けそうに震え、膝がガクつく。怜の汗濡れの胸が拓也の体に密着し、匂いが洪水のように拓也を襲う。拓也の手が無意識に怜の背中に回り、筋肉を掴む。硬く熱い感触が、拓也の指先に伝わる。

「拓也さんの匂いも、たまらない……もっと嗅ぎてえ……」

 怜の声が低く唸る。拓也の息が熱く乱れ、体が怜にすがるように寄りかかる。ジムの鏡に映る二人の姿──汗で輝く肌、絡みつく視線。怜の指が拓也のシャツをまくり、腹筋に触れる。滑らかな肌の感触に、拓也の体がびくんと跳ねる。

 怜の鼻が首筋から鎖骨へ移動し、汗の滴を舌で掬う。拓也の甘い吐息が漏れ、股間が痛いほどに膨張する。怜の匂いが脳天まで染み込み、拓也の理性が溶ける。互いの体温が上がり、汗が混じり合う。

 怜が顔を上げ、拓也の唇に視線を落とす。息が混じり、距離がゼロになる寸前。拓也の心臓が爆発しそうに鳴る。

「更衣室、行こうか……そこで、もっと深く嗅がせてやるよ」

 怜の囁きに、拓也の体が熱く疼く。応じるのか──その一歩が、二人の夜を加速させる。

(第1話 終わり 約1980字)

次話へ続く──更衣室で怜の誘いに、拓也の体はどう応じる?