この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。
## 第2話:個室の告白、制服写真の疼き
数日後の平日夕暮れ、再びあの総合病院の玄関をくぐった。俺、拓也は25歳のサラリーマン。膝の傷はもう大したことないのに、心の疼きが収まらない。あの診察の余熱が、体に染みついたまま。美咲の視線、白衣の下の曲線、指先の温もり。夜な夜な思い浮かべて、息が荒くなる。経過観察の名目で再診を予約したのは、衝動だった。理性なんか、最初から追いついてない。
待合室は前回同様、閑散としている。雨上がりの湿った空気が窓から入り、廊下の蛍光灯がぼんやりと街灯のように揺れる。受付の女性が機械的に名前を呼び、俺は診察室へ。ドアを開けると、美咲がいた。白衣姿のまま、デスクでカルテをめくる。眼鏡の奥の瞳が、俺を捉えると、柔らかく細まる。
「拓也、来てくれたのね。膝、どう?」
美咲の声が、低く甘く響く。立ち上がり、俺を奥の個室へ招く。普段の診察室より狭く、密閉された空間。カーテンが引かれ、外の気配が遮断される。都会の夜のような静寂が、二人を包む。俺はベッドに腰掛け、彼女の視線に体が熱くなる。
「ほとんど痛くないよ。でも、念のため……」
言葉を濁す俺に、美咲が微笑む。ゴム手袋をはめ、膝に手を伸ばす。ズボンをまくり、指先が前回と同じく肌をなぞる。冷たい空気に触れた脚が震え、しかしその震えは痛みじゃない。彼女の指の圧力が、筋肉の奥を優しく探る。互いの息が混じり合う距離。
「腫れも引いてるわ。よかった。でも、触診で確かめましょうか」
美咲の瞳が、俺の顔に留まる。手つきはプロフェッショナル。でも、前回の記憶が蘇る。膝から内腿へ、指が滑る感触。俺の鼓動が速まる。汗が、首筋を伝う。彼女の白衣の隙間から、ブラウスが張った胸のライン。香水の甘い匂いが、濃くなる。
触診が終わり、手袋を外す美咲。ベッドの端に腰掛け、俺の隣に。距離が、急に縮まる。個室の空気が、熱く淀む。
「拓也、前回の診察……覚えてる? 視線が、絡まって」
彼女の囁きに、俺の体が反応する。頷くと、美咲が小さく笑う。スマホを取り出し、画面を俺に向ける。
「実は、私、プライベートで趣味があるの。コスプレよ。仕事のストレス発散に、時々着替えて楽しむの」
画面に映る写真。白衣を脱いだ美咲。28歳の彼女が、タイトな制服姿でポーズを取ってる。スカートの裾が短く、ストッキングに包まれた脚がすらりと伸びる。ブラウスが胸を強調し、ネクタイが緩く解け、ボタンの隙間から肌が覗く。眼鏡はそのまま、知的な顔にギャップの可愛らしさ。制服の生地が、体にぴったり張りつき、曲線を際立たせる。
「これ、私の部屋で撮ったの。どう? 似合う?」
美咲の声が、少し照れたように震える。俺の想像が、一気に膨らむ。白衣の下に、この姿。プロの女医が、制服を纏って誘うような視線。膝の診察で感じた熱が、下腹部に集まる。息が荒くなり、視線を写真から彼女の顔へ。唇が、湿ってる。
「……めちゃくちゃ、似合う。想像したら、ヤバい」
衝動が、理屈を追い越す。俺の手が、勝手に伸び、美咲の手に重ねる。柔らかな肌の感触。指が絡み、熱が伝わる。彼女の瞳が、俺を捉え、近づく。息が混じり、唇が触れそう。キス寸前、互いの吐息が熱くぶつかる。心臓が爆発しそう。汗が背中を濡らす。
だが、美咲が、わずかに体を引く。微笑みながら、手を握りしめる。
「待って、拓也。ここじゃ……。今夜、私の家に来ない? もっと、ちゃんと話したい。制服のことも、全部」
その言葉に、俺の体が震える。期待が、欲望を煽る。個室の空気が、甘く疼く。膝の傷なんか、最初から忘れてた。この夜が、ただの再診で終わらない。美咲のマンションで、何が待ってるのか。衝動の後の小さな迷いすら、熱に溶ける。
(第2話完 次話へ続く)