久我涼一

義弟嫁のつるぺたコスプレ(第2話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第2話:朝食の吐息と布地の誘惑

 朝の台所は、平日特有の静けさに包まれていた。窓から差し込む薄い光が、カウンターの湯気を淡く照らす。浩一はテーブルに座り、コーヒーの香りを吸い込んだ。昨夜の光景が、頭の隅で疼くように残っている。遥のつるぺたの胸元、布地に浮かぶ平坦な輪郭。48歳の自分が、そんなものに囚われるとは。理性がそれを押し込めようとするのに、体温がわずかに上がる。

 遥がトレイを持って現れた。いつものゆったりしたブラウスに、膝下のスカート。地味な装いが、昨夜の秘密を覆い隠すように穏やかだ。彼女は皿を並べ、浩一の前に味噌汁を置く。指先が軽く触れ合い、浩一の視線が彼女の胸元に落ちそうになるのを、慌てて逸らした。

「おはようございます、浩一さん。今日はトーストにスクランブルエッグでいいですか?」

 声は柔らかく、昨夜の微笑みを引きずっている。浩一は頷き、「ああ、構わん」と短く答えた。彼女の動きを追う目が、自然と細くなる。遥は背中を向け、フライパンを火にかける。肩を軽く回す。ブラウスが張り、控えめな胸のラインがぼんやり浮かぶ。浩一の喉が乾いた。

 食事が始まった。二人きりの朝食は、静かだった。遥が箸を置き、ふと口を開く。

「拓也の出張、昨日電話で長引くかもって。もう少し、浩一さんに世話になりますね」

 浩一はコーヒーを啜り、「弟の心配はわかる。俺も仕事で遅くなる日もあるが、気にすんな」と返す。会話は他愛ない。だが、遥の瞳に、朝の光が絡みつくように見えた。昨夜の覗きが、二人だけの秘密のように空気を重くする。

 食事が進む中、遥が唐突に言った。

「浩一さん、昨夜……部屋の扉、開いてました? なんか、光が漏れてた気がして」

 浩一の箸が止まる。心臓が一瞬、強く打った。彼女の視線は穏やかだが、唇の端に微かな弧がある。気づいていたのか。否定しようとしたが、言葉が詰まる。

「……ああ、階段を下りてきて、気になって。すまん、閉め忘れかと思って」

 遥は小さく笑った。頰がわずかに上気する。

「いえ、閉め忘れじゃなくて。私が開けっ放しだったんです。実は……コスプレしてて。恥ずかしい趣味なんですけど、拓也が出張のときだけ、こっそり」

 ぽろり、と零れた言葉。浩一の胸に、昨夜の熱が蘇る。つるぺたの胸、鏡に映る彼女の吐息。好奇心が、理性の隙を突く。

「コスプレ? ああ、あのメイドみたいな……。意外だな。お前、地味なイメージだったのに」

 遥は目を伏せ、指でグラスの縁をなぞる。声が少し低くなる。

「地味に見えるんですけど、実はそういうのが好きで。布地が体にぴったり張り付く感じとか、鏡で自分の姿を見るのが……興奮するんです。胸が平らだから、ぴったり似合うんですよ、つるぺたのボディに」

 彼女の言葉に、浩一の視線が熱を帯びる。貧乳の輪郭が、脳裏に鮮明に浮かぶ。25歳の成熟した平坦さ。布越しに震える肌。浩一は咳払いし、平静を装うが、下腹部に疼きが走る。

「へえ……見せてくれよ。好奇心が湧いた。弟のいない今だけだ」

 言葉が出た瞬間、後悔がよぎる。だが、遥の瞳が輝く。彼女は立ち上がり、皿を片付けながら頷いた。

「本当ですか? じゃあ、食後、部屋で見せます。でも、笑わないでくださいね。浩一さんの前で着るの、ドキドキします」

 朝食が終わり、二人は一階の奥の部屋へ移った。弟夫婦の寝室。ベッドの脇に、クローゼットから取り出した衣装が広げられている。黒いメイドドレス、フリルのエプロン。薄い布地が、柔らかく光る。遥は浩一をソファに座らせ、カーテンを軽く引く。部屋に柔らかな灯りが満ちる。

「ちょっと待っててください」

 彼女はバスルームへ消え、数分後、現れた。昨夜と同じコスチューム。短いドレスが華奢な体に張り付き、胸元はつるりと平ら。貧乳の輪郭が、布地越しにくっきりと浮かぶ。肩紐が細く、鎖骨のラインを際立たせ、腰のくびれが細い脚を強調する。25歳の体は、成熟した滑らかさで息づいている。遥は照れくさそうに体を捻り、鏡の前に立つ。

「どうですか? こんな感じです。胸がない分、ぺたんこで……でも、これが好きなんです」

 浩一の息が荒くなる。欲望が、ゆっくりと疼き始める。布地の下、平坦な胸がわずかに上下する。乳首の小さな突起が、薄い生地を押し上げる。地味な日常の下に隠された、この秘密。背徳の重みが、甘く胸を締め付ける。

「悪くない……いや、いい。つるぺたの感じが、妙にそそるな」

 声が掠れる。遥が近づき、浩一の前に立つ。距離が縮まり、彼女の体温が伝わる。吐息が混じり合う。

「浩一さん、触ってみますか? 拓也がいない今だけ……布越しでいいんです。私のこの体、確かめてください」

 彼女の囁きに、浩一の手が動く。合意の言葉が、互いの視線で交わされる。指先が、ドレスの胸元に触れる。薄い布地越しに、平らな胸の感触。つるぺたの肌が、温かく柔らかい。貧乳の微かな弾力が、指に沈み込む。遥の息が熱く、唇がわずかに開く。

「あ……浩一さん、そこ……」

 浩一の指が、ゆっくりと円を描く。布地が擦れ、乳首の硬さが浮かび上がる。彼女の体が震え、腰が寄りかかる。互いの吐息が近づき、唇が触れそうになる距離。浩一のもう片方の手が、遥の腰を抱く。細い体が、熱く寄り添う。背徳の重み――弟の妻だという現実が、衝動を甘く加速させる。だが、48歳の理性が、ギリギリで踏みとどまる。キス寸前で、手を緩める。

「これ以上は……だめだ。拓也が帰ってくるまで、俺たちは家族だ」

 遥の瞳が、潤む。彼女は体を離さず、耳元で囁く。

「わかってます。でも……次は、もっと。週末まで、待てますか? 浩一さんの手、忘れられません」

 部屋の空気が、重く甘く絡みつく。浩一は頷き、彼女の肩を優しく押す。コスプレの布地が、離れる肌に熱を残した。この疼きが、日常を静かに蝕んでいく。

(第2話 完)

【第3話へ続く】

(文字数:約2050字)