蜜環

鏡前アナの疼く吐息独演(第3話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第3話:鏡前の視線暴き

 扉の軋み。
 僅か、金属の悲鳴。
 深夜の廊下、足音が止まる。
 影が、隙間から滑り込む。
 沙耶の息、喉で止まる。
 鏡に映る、男の輪郭。
 悠真。
 30歳のディレクター。
 瞳が、暗闇で光る。
 控室の空気、凍る。

 沙耶の姿。
 ブラウス半開き。
 スカート、床に落ち。
 黒いガーターが、太腿を締め。
 硬く張りつめたそれ、握ったまま。
 先端の雫の影が、鏡に映る。
 悠真の視線、そこへ。
 鋭く、抉る。
 沙耶の肌、粟立つ。
 互いの瞳、絡みつく。
 秘密が、暴かれる瞬間。

 悠真の唇、動く。
 「見てた」
 低く、喉から絞る。
 沙耶の指、僅かに震える。
 握るそれを、緩めない。
 「君の……声」
 悠真の吐息、重なる。
 モニター越し、控室の壁越し。
 沙耶の喘ぎを、拾っていた。
 彼女の瞳、細まる。
 妖しく、光る。
 「知って……いたの」
 囁き返す。
 声が、湿る。

 悠真の足、近づく。
 ヒールの音、絨毯に沈む。
 鏡の前に、並ぶ。
 二つの影、重なる。
 沙耶の視線、鏡越しに彼を捉える。
 悠真の首筋、僅かな汗。
 シャツの襟、緩む。
 互いの熱、鏡に映る。
 沙耶の指、動き出す。
 ゆっくり、再び扱く。
 根元から、先端へ。
 「んっ……」
 喘ぎが、零れる。
 控室に、反響。

 悠真の息、荒くなる。
 手が、沙耶の肩へ。
 鎖骨を、指先でなぞる。
 ブラのレース、掠める。
 沙耶の胸、上下に揺れる。
 「触って……いい?」
 悠真の声、震える。
 沙耶の瞳、鏡で彼を射る。
 僅かな弧、唇に。
 「見て……だけ」
 囁き、首を振る。
 だが、手は止まらない。
 指の速度、上がる。
 脈動が、激しく。

 悠真の指、沙耶の手に絡む。
 共に、握る。
 硬いそれを、二人の手のひらで。
 上下に、滑らせる。
 沙耶の喘ぎ、大きくなる。
 「あっ……はぁ……んんっ……」
 喉から、迸る。
 悠真の吐息、重なる。
 耳元で、低く。
 「美しい……声」
 沙耶の太腿、震える。
 ガーターの締めつけ、疼きを煽る。
 ストッキングの光沢、蛍光灯に濡れる。
 鏡の中、二つの姿。
 寄り添う影。

 沙耶の視線、悠真の股間に。
 膨らみ、ズボンの下で息づく。
 指先で、軽く触れる。
 彼の息、止まる。
 「君も……疼いてる」
 沙耶の声、甘く。
 悠真の指、それを強く握る。
 親指で、先端を捏ねる。
 雫が、溢れ。
 二人の手に、絡む。
 「ふぅ……あっ……」
 沙耶の喘ぎ、反響増す。
 悠真の吐息、混じる。
 低く、喉を震わせ。
 互いの熱、鏡に溶ける。

 頂点が、迫る。
 沙耶の全身、引きつる。
 太腿の筋肉、硬く。
 指の動き、最大限に。
 悠真の手、沙耶の腰へ。
 引き寄せ、鏡に密着。
 背中が、彼の胸に触れる。
 熱い鼓動、伝わる。
 「一緒に……」
 悠真の囁き。
 沙耶の瞳、鏡で細まる。
 「だめ……」
 喘ぎながら、振り払う。
 手を、引き抜く。
 寸前で、止める。
 脈打つそれを、独りで握る。

 息を荒げ、振り返る。
 悠真の瞳、熱く。
 沙耶の唇、近づく。
 僅か、触れるか触れぬ。
 「明日の……鏡前で」
 囁き、誘う。
 「私だけ……見てて」
 独演を、約束させる。
 悠真の喉、鳴る。
 頷き、影のように後退。
 沙耶の視線、追いかける。
 扉が、静かに閉まる。
 控室の空気、余韻に震える。
 鏡の沙耶、微笑む。
 硬いそれ、まだ脈打つ。
 明日の疼きを、予感させる。

(第3話 終わり 約2020字)

※次話へ続く。見守る視線の下、独演の頂点が訪れる。