篠原美琴

孕んだ男の娘の貧乳に忍び寄る視線(第3話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第3話:部屋の茶と触れ合う吐息

 翌日の平日、夜の帳が街に降りる頃、私は「琥珀」の扉を押した。路地の街灯が湿った石畳を淡く照らし、静かな足音だけが響く。店内はいつもより薄暗く、マスターがカウンターでグラスを磨く音が低く反響する。奥の窓際、悠の姿があった。二十歳の彼は、黒い薄手のシャツにゆったりしたパンツ、妊娠五ヶ月目の腹が布地の下で穏やかに息づいている。胸元の貧しい輪郭が、シャツの皺に沿って微かに浮かび、呼吸ごとに影を揺らす。

 私はカウンターでコーヒーを注文せず、直接悠のテーブルへ近づいた。昨日残した指先の熱が、胸に疼く。彼の視線が上がり、私を捉える。一瞬の沈黙。唇が湿り、頷く仕草。私は隣に座り、膝の隙間が十センチほどに縮まる。空気が、すぐに熱を持つ。

 「今日は、うちで茶を。近いよ」

 言葉は短く、息のように吐く。悠の瞳が揺れ、指がカップの縁を強く握る。頰が上気し、ゆっくりと頷く。言葉はない。ただ、視線が絡み、互いの息が止まる。妊娠した腹の微かな動きが、テーブルの下で空気を震わせる。シャツの胸元、貧乳の繊細な起伏が布に影を落とす。尖った先端が、僅かに布を押し上げる。

 マスターに視線を送り、会計を済ませる。悠が立ち上がり、私の後を追う。背中が近い。シャツの下、腹の柔らかな膨らみが布を優しく持ち上げ、歩みに合わせて揺れる。胸元の影が、街灯の光に浮かび、消える。路地を抜け、私の部屋へ。古いアパートの階段を上る足音が、重なる。悠の息が、背後に湿った気配を残す。

 部屋のドアを開け、中へ。狭いリビング、窓から夜の闇が覗く。街灯の光がカーテンを滲ませ、静寂が満ちる。私はキッチンで湯を沸かし、茶を淹れる。悠はソファに腰を下ろし、膝を揃える。妊娠腹がクッションに沈み、シャツの裾が僅かにずれ、柔らかな曲線を覗かせる。胸元の貧しい輪郭が、薄暗い灯りに繊細に描かれる。呼吸が浅く、布が肌に張り付いて影を濃くする。

 茶碗を二つ、トレイに載せてソファの前に置く。私は隣に座る。膝が触れそうで、触れぬ。五センチの距離。湯気が立ち上り、互いの顔をぼかす。悠の指が茶碗に伸び、私の視線に応じる。黒い瞳に、熱が宿る。

 「熱いから、気をつけて」

 声は低く、抑え気味。悠の唇が開き、吐息が漏れる。細く、甘い音。茶を啜る仕草で、首筋が伸びる。鎖骨の影が深まり、シャツの襟元から貧乳の柔らかな起伏が覗く。妊娠の熱が、体を敏感にしている。布越しに、尖った影が息ごとに震える。私は茶碗を手に、視線を落とさない。彼の腹の微かな動きが、ソファの上で伝わる。内側で、何かが静かに脈動する。

 沈黙が、部屋を満たす。窓の外、夜の闇が濃く広がる。街灯の光がカーテンに滲み、影を長く伸ばす。悠の呼吸が、聞こえるほどに乱れ始める。シャツの胸元が上下し、貧乳の輪郭が布に沿って揺らめく。あの柔らかさは、指で押せば、温かく沈むだろうか。男の娘の華奢な体躯が、妊娠の影響で甘く疼き、空気に熱を溶かす。

 視線が絡む。悠の瞳が、私の唇に落ち、留まる。長い、重い視線。私は動かず、その重みを肌で受け止める。彼の指が、茶碗を置く。テーブルの上で、私の手から三センチ。爪が白く、細い血管が透ける。私は指を動かし、応じる。二センチ。一センチ。触れる。

 指先が、触れ合う。熱い、柔らかな感触。悠の指が震え、私の手に絡むように留まる。爪の先が、掌の肌をなぞる。吐息が、漏れる。甘く、湿った音が、耳に届く。妊娠腹の膨らみが、僅かに身を寄せるように動く。シャツの下、内側の気配が熱を増す。胸元の貧乳が、呼吸に合わせて激しく影を落とす。尖った先端が、布を押し、輪郭を濃くする。

 手が、離れぬ。互いのためらいが、指先に絡みつく。悠の視線が、私の首筋に滑る。息が、耳元に届く。熱く、乱れた吐息。部屋の空気が、張り詰める。私は喉を鳴らし、指を軽く握る。彼の掌が、湿り、温かい。妊娠した体の熱が、手を通じて伝わる。貧乳の起伏が、視界の端で揺れる。柔らかな曲線が、シャツに浮かび、誘うように震える。

 沈黙が深まる。言葉はない。ただ、手の触れ合いと、視線の揺れ。悠の唇が、僅かに開く。頰が赤らみ、瞳が潤む。私は視線を返す。互いの心理が、僅かに溶け合う。ためらいが、甘い疼きを生む。指が、絡み、離れそうで離れぬ。妊娠腹の微かな動きが、ソファを震わせる。内側の脈動が、二人の距離を熱くする。

 茶の湯気が、冷めゆく。窓の外、夜の闇が二人を包む。街灯の光が、僅かに差し込み、悠のシャツに影を落とす。胸元の貧しい輪郭が、息の乱れに合わせて揺らめく。あの影に、指を伸ばせば。だが、手は互いの掌に留まる。熱い、震える感触。悠の吐息が、再び耳に届く。甘く、途切れがち。男の娘の体が、妊娠の熱を溜め込み、肌を疼かせる。

 視線が激しくなる。悠の瞳が、私の唇に、再び落ちる。長い間、留まる。私は息を止め、手を握る力を強める。彼の指が、応じる。爪が、掌に食い込むほど。妊娠した腹の膨らみが、ソファの上で微かに前傾する。シャツの布が張り付き、柔らかな曲線を浮き彫りにする。胸元の影が、尖り、震える。敏感に、甘く疼いている。

 時間が、止まる。部屋の静寂が、肌を這う。互いの息づかいが、絡み合う。手が、触れ合う感触が、全身を熱くする。悠の首筋に、汗の粒が浮かぶ。シャツの襟元が湿り、鎖骨の影を深める。私は喉を湿らせ、視線を逸らさない。彼の瞳に、熱とためらいが宿る。

 指が、僅かに動く。悠の親指が、私の掌の中心をなぞる。ゆっくり、円を描くように。熱い軌跡が、肌に残る。吐息が、耳元で強まる。湿った、甘い気配。妊娠体の熱が、手を通じて溢れ出す。貧乳の輪郭が、視界を支配する。布越しの柔らかな起伏が、呼吸に合わせて誘う。

 沈黙の中で、互いの心理が揺れる。触れ合う手が、約束のように絡む。夜の闇が、ドアの向こうで二人を閉じ込める。私は息を吐き、悠の瞳を見つめた。彼の唇が、微笑むように動く。頷きが、視線に宿る。指が、強く握られる。

 時計の針が、静かに進む。茶碗の湯気が、消える。部屋の空気が、熱く淀む。悠の吐息が、耳に残る。甘い疼きが、全身を震わせる。手が、離れぬ。この熱を、明日に。

次話へ続く──抑えきれない熱が、頂点に。

(約1980字)