この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。
## 第2話:視線が絡む朝の予感
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、美咲の目を覚まさせた。隣室の物音が頭に残っていたが、夢だったのかもしれない。ベッドから起き上がり、鏡の前で顔を洗う。25歳の色白の肌は、昨夜の余韻でほんのり上気したままだった。シャワーを浴び、制服に袖を通す。今日もフライトが待っている。ホテルの朝食ロビーへ向かうと、意外な人物が目に入った。
カウンター近くのテーブルに、30歳のパイロットらしき男が座っていた。制服のエポーレットが朝陽に輝き、がっしりした肩幅が印象的。美咲はコーヒーを受け取り、席を探す。その時、彼の視線がこちらを捉えた。
「おはようございます。同じフライトの方ですか?」
穏やかな声に、美咲は足を止めた。彼は立ち上がり、軽く頭を下げた。名札に「健太」とある。昨日と同じ便のパイロットだ。機内で何度か挨拶を交わした顔だった。短く整った黒髪、落ち着いた目元が、朝の柔らかな光に溶け込む。
「おはようございます。はい、キャビンアテンダントの美咲です」
彼女は微笑み、向かいの席に腰を下ろした。自然な流れで会話が始まる。昨夜の長距離フライトの疲れ、長居するホテルの居心地。健太はコーヒーを一口すすり、ゆったりとした口調で続ける。
「このホテル、壁が意外と薄いんですよね。夜中に物音が気になって、なかなか寝付けませんでした」
美咲の心臓が、わずかに跳ねた。昨夜の記憶がよみがえる。隣室の気配。まさか、彼が……。頰が熱くなり、視線をコーヒーカップに落とす。色白の肌が、朝の光で透けるように白く、わずかな赤みが広がる。
「そうなんですか……私も、少し音がして気になりました」
言葉を返しながら、互いの視線が絡む。健太の目は優しく、しかしどこか探るように深かった。フライト中の彼はいつも冷静で、乗客の安全を第一に機長補佐を務める。30歳の経験が、穏やかな自信を漂わせる。美咲は彼の指先を、つい見てしまう。太くしっかりした手。機内で操縦桿を握る手だと思うと、昨夜の自分の指の感触が重なる。
会話は自然に続く。好きな機内食の話、天候の予測、ホテルのプールの感想。笑いが混じり、互いの息が少しずつ近づく。健太の視線が、美咲の首筋を一瞬滑る。色白の肌、ブラウスから覗く鎖骨が、朝の光に柔らかく輝く。彼の喉が、ごくりと動いた気がした。
「美咲さん、肌が本当にきれいですね。空の上で働いても、疲れを見せない」
褒め言葉に、美咲の胸が温かくなる。普段の機内では、そんな個人的な言葉は交わさない。ホテルという日常の延長で、視線が絡むこの瞬間が、特別に感じられた。心の奥で、昨夜の疼きがよみがえる。彼の横顔を思い浮かべたら、どんな風になるだろう。
チェックアウトの時間になり、立ち上がる。健太が手を差し出し、軽く握手。
「またフライトで。ホテルでも、会えたらいいですね」
その手の温もりが、指先に残った。美咲は頷き、ロビーを後にする。部屋に戻り、スーツケースをまとめながら、胸のざわめきが収まらない。ドアを閉め、ベッドに腰を下ろす。フライトまで少し時間がある。昨夜と同じように、身体が熱を帯び始めた。
「健太さん……」
名前を呟き、目を閉じる。朝の会話が、鮮やかに蘇る。穏やかな声、絡みつく視線。美咲はスカートの裾をそっとたくし上げた。ストッキングを下ろし、下着の縁に指を滑らせる。色白の太ももが、指の感触に微かに震える。誰もいない部屋で、再び自分自身に触れる。今回は、漠然とした想像ではなく、彼の姿が浮かぶ。
指が温かな場所に沈む。息が乱れ、唇から小さな吐息が漏れる。「ん……」健太の指が、こんな風に触れてくれたら。朝の握手の感触を思い出し、動きを速める。胸の膨らみが上下し、ブラウス越しに固くなった先端が擦れる。身体が熱くなり、腰が自然に浮き上がる。色白の肌に、薄い汗が浮かび、部屋の空気を甘く変えていく。
想像が膨らむ。ホテルロビーで彼の視線を感じた瞬間。もし部屋で二人きりになったら。穏やかな会話から、互いの息が近づき、指先が肌に触れる。美咲の指が深く動き、内側を優しく刺激する。「あ……はあっ……健太さん……」声が抑えきれず、喉から零れ落ちる。快楽の波が近づき、シーツを握る手が震える。
頂点が訪れ、身体がびくんと跳ねる。温かな余韻に包まれ、ゆっくり息を整える。指を引き抜き、ティッシュで拭う。満足感が広がるが、同時に新たな疼きが生まれる。彼を思い浮かべたことで、孤独が少し濃くなった気がした。日常の延長で生まれた、この淡い熱。
ベッドから起き上がり、鏡で身だしなみを整える。フライトの準備を済ませ、ドアに手をかけたその時――。
廊下から、足音が近づいてくる。ゆっくりとした、しかし確かなリズム。自分の部屋の前で止まる気配。ノックされるのか、それとも……。美咲の心臓が、高鳴った。ドアの向こうで、何かが待っている。
(第3話へ続く)