南條香夜

女子アナ人妻の癒し絶頂蜜夜(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:後輩の肩に触れた夜の予感

 テレビ局のスタジオは、いつも通り慌ただしかった。35歳の私は、女子アナウンサーとして20年近くこの世界で生きてきた。夫とは数年前に結婚し、穏やかな日常を築いている。名前は美咲。癒し系と評判で、視聴者からは柔らかな笑顔が好まれる。今日も夕方のニュースを終え、疲れた体を引きずって楽屋に戻ると、そこに後輩の遥がいた。

 遥は28歳。入社3年目の若手アナウンサーで、私の直属の後輩だ。黒髪のセミロングが肩に落ち、細身の体躯にスーツがしっくり馴染む。彼女の瞳はいつも澄んでいて、仕事熱心さがにじみ出ていた。でも今日は様子が違う。デスクに突っ伏すように座り、肩を小さく落としている。

「遥、どうしたの? 顔色悪いわよ」

 私は自然に声をかけ、彼女の隣に腰を下ろした。遥は慌てて顔を上げ、弱々しい笑みを浮かべる。

「美咲さん……すみません。今日の取材が長引いて、肩が凝っちゃって。明日の生放送の準備もあって、ちょっと参っちゃいました」

 彼女の声はかすかに震えていた。仕事のプレッシャーは私も知っている。アナウンサーという仕事は、華やかさの裏で孤独と疲労が付きまとう。遥が入社した頃から、私は面倒を見てきた。飲み会の席で悩みを聞き、アドバイスを送る。信頼関係は自然に築かれていた。

「ふふ、わかるわ。私も最初はそうだった。家に寄っていきなさいよ。マッサージしてあげるから。夫は今夜遅いし、ゆっくり話しましょう」

 遥の目がぱっと明るくなる。少し躊躇した様子だったが、結局頷いた。私たちはタクシーで私のマンションへ向かった。夫とは血縁のない再婚で、彼は私の過去をすべて受け止めてくれている。穏やかな関係だ。

 自宅に着くと、遥はソファにどっかりと腰を落とし、深い溜息をついた。リビングは柔らかな照明に包まれ、キッチンから漂うハーブティーの香りが心地よい。私はエプロンを外し、彼女の後ろに回る。

「じゃあ、肩からいくわね。リラックスして」

 遥のブラウス越しに、肩に手を置いた。細い肩甲骨が、指先に伝わる。スーツの生地は滑らかで、その下の温もりがじんわりと染みてくる。私は親指を沈め、凝りをほぐすように揉み始めた。遥の体が少しびくりと反応する。

「あ……美咲さん、気持ちいいです。ありがとうございます」

 彼女の声が甘く溶ける。揉むたび、遥の吐息が漏れ出す。肩の筋肉は固く張っていたが、徐々に柔らかくなっていく。私の指が鎖骨の辺りをなぞると、遥の首筋にうっすらと汗が浮かぶのが見えた。彼女の肌は白く、触れるたびに柔らかな弾力が返ってくる。

 揉み進めるうちに、私の胸に不思議な高鳴りが生まれた。遥の体温が、手を通じて私の掌に流れ込んでくるようだ。夫との夜も穏やかだが、これは違う。後輩の無防備な姿が、こんなにも心をざわつかせるなんて。遥の髪からふわりと甘いシャンプーの香りが漂い、私の鼻腔をくすぐる。

 さらに力を込めて肩を押す。すると、遥がくすくすと笑い出した。

「わっ、美咲さん、そこくすぐったい! 力強すぎますよぉ」

 彼女の体がよじれ、肩が逃げるように動く。私は慌てて手を緩め、思わず笑ってしまう。

「ごめんごめん、力加減ミスっちゃった。ほら、こうやって優しくね。次はちゃんと調整するわ」

 私は彼女の肩を抱き込むように寄せ、指先で軽く撫でる。遥は体を預け、くすくす笑いながら目を細めた。私もつられて笑う。この小さな失敗が、逆に二人の距離を縮めたようだ。面倒見の良さが、こんなところで役立つなんて。

「美咲さんって、本当に優しいですよね。結婚されてるのに、こんな私を家に呼んでくれて……」

 遥の言葉に、私はそっと頷く。揉み続ける指が、彼女の背中へと滑り落ちる。ブラウスが少しずれ、素肌が覗く。遥の肌は驚くほど滑らかで、触れるたびに私の指が熱を持つ。彼女の吐息が深くなり、肩が微かに震え始めた。火照っているのがわかる。

 私の胸が高鳴る。遥の柔らかな肌の感触が、忘れられない。揉む手が自然と首筋を撫で、耳朶に触れる。遥の息が熱く、甘い。ふと、自分の下腹部に疼きを感じた。秘部がじんわりと湿り気を帯び、熱が広がる。夫以外の女性に、こんな感情を抱くなんて。信頼の絆が、予期せぬ方向へ導いている。

 遥が振り返り、私の目を見つめる。その瞳に、感謝と何か熱いものが宿っていた。

「美咲さん……もっと、触ってください」

 彼女の声は囁きに変わり、私の心を揺さぶる。マッサージは肩を超え、次の親密さを予感させる夜が、静かに幕を開けようとしていた。

(第1話 終わり)