久我涼一

女上司の蜜壺に沈む不倫(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:残業後の酒で熱く絡む視線

 オフィスの蛍光灯が一本残らず消え、ビルの窓から夜の街灯がぼんやりと差し込む頃、拓也はデスクでため息をついた。35歳、独身。広告代理店の中堅営業マンとして、このプロジェクトに追われていた。締め切りが迫る中、唯一の味方は上司の美佐子だった。42歳、既婚。部署の課長で、部下からの信頼も厚い。黒髪を後ろでまとめ、タイトなスカートスーツがその豊満な体躯を際立たせる。結婚指輪が光る左手を見るたび、拓也は複雑な思いを抱いていた。

「拓也くん、まだ終わらないの?」

 美佐子の声に顔を上げると、彼女はコーヒーカップを片手に近づいてきた。残業続きで、互いの顔色は優れない。だがその瞳は、疲労をものともせぬ鋭さを湛えていた。

「あと少しです。美佐子さんこそ、帰らないんですか? ご主人待ってるんじゃないですか」

 拓也の言葉に、美佐子は軽く肩をすくめた。

「夫は出張続きよ。家に帰っても一人でワイン飲むだけ。あなたこそ、彼女もいないんでしょ? この歳でそんな残業漬けじゃ、老いぼれちゃうわよ」

 彼女の冗談めかした言葉に、拓也は苦笑した。熟年のユーモアだ。この歳でドキドキするなんて情けないな、と心の中で呟く。実際、最近の残業で美佐子と二人きりになる機会が増え、妙な緊張感が募っていた。彼女の胸元がブラウスから覗く谷間、歩くたびに揺れるヒップライン。理性では上司だと分かっているのに、男の本能が疼き始める。

 ようやく資料がまとまり、時計は23時を回っていた。二人はオフィスを出て、近くの居酒屋に寄ることにした。プロジェクトの成功を祝う、という名目だ。カウンター席に座り、ビールとつまみを注文。疲れた体にアルコールが染み渡る。

「ふう、生き返るわね。拓也くん、今日はお疲れ様」

 美佐子がグラスを傾け、拓也に微笑む。その唇が濡れて艶めき、拓也の視線を捉えた。彼女のブラウスは少し緩み、豊かな胸の膨らみが息づいているのが分かる。Dカップ、いやEはあるだろうか。普段の凛とした上司のイメージとは裏腹に、柔らかく熟れた肉体。拓也は思わず目を逸らした。

「美佐子さんこそ、いつもフォローありがとうございます。俺みたいな独り身には、心強いですよ」

 会話は仕事からプライベートへ移る。美佐子の夫の話、拓也の過去の恋愛。酒が進むにつれ、互いの距離が縮まる。彼女の膝が軽く拓也の腿に触れ、電流のような感覚が走った。偶然か、それとも……。

 二杯目のビールが空になり、美佐子がふと肩を揉み始めた。

「拓也くん、肩凝ってるでしょ。ほら、貸しなさい」

 彼女の指が拓也の肩に触れる。温かく、柔らかな感触。マッサージというより、撫でるような動き。拓也の体が熱くなり、股間がじんわりと疼き始めた。ズボンの中で、陰茎が硬く膨張していくのが分かる。抑えようとしても、彼女の吐息が首筋にかかり、ますます反応してしまう。

「美佐子さん……そんなに触られたら、変な気分になりますよ」

 拓也の声が上ずる。美佐子はくすりと笑い、指を止めたわけでもない。

「変な気分? ふふ、男の人って単純よね。この歳でそんな反応、かわいいじゃない」

 彼女の視線が拓也の股間に落ちる。一瞬の沈黙。互いの瞳が熱く絡み合う。美佐子の頰が僅かに紅潮し、胸が上下に激しくなる。豊満な乳房がブラウスを押し上げ、乳首の輪郭がうっすら浮かんでいる。拓也は喉を鳴らし、彼女の唇を見つめた。柔らかく、酒の香りがする。

 居酒屋を出る頃、二人は肩を寄せ合っていた。美佐子のマンションはすぐ近く。自然と足がそちらへ向かう。エレベーターに乗り込み、密閉された空間で再び視線が交錯する。彼女の手が拓也の腰に回り、引き寄せる。

「拓也くん……今夜、上がっていかない?」

 囁くような声。拓也の心臓が激しく鼓動し、股間の硬直が痛いほどになる。理性が警告を発する──彼女は既婚者だ、上司だ。でも、欲望が勝る。頷くと、美佐子の唇がゆっくり近づいてきた。柔らかな感触が触れる寸前、ドアが開く音が響く。

 マンションの廊下を歩きながら、二人は互いの手を握りしめていた。初接触の予感が、空気を震わせる。

(第1話 終わり)