この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。
## 第1話:残業の温もりと家への誘い
私は佐藤恵子、38歳。広告代理店の企画部で部長を務めている。キャリアウーマンなんて肩書きは、ただの飾りだ。毎日のように山積みのプロジェクトを抱え、部下たちを引っ張る日々。休日はジムで汗を流し、ワイン片手に本を読む。それが私のルーチン。でも、最近はその平穏に、少しの揺らぎが生まれていた。
きっかけは、25歳の部下、遥のことだ。遥は入社2年目のアシスタント。ぽっちゃりとした体躯が印象的で、柔らかそうなシルエットがデスクの向こうでいつも目に入る。身長は私より少し低く、頰がふっくらと丸みを帯び、笑うとえくぼが覗く。男らしい骨格とは言えない、どこか柔和な輪郭。仕事は几帳面で、資料の精度が高い。プロジェクトの締め切りが迫る中、私たちは二人三脚で資料をまとめていた。
この日の残業は、夜9時を回っていた。オフィスは静まり返り、蛍光灯の光がデスクを淡く照らす。私はキーボードを叩きながら、遥の横顔をちらりと見る。白いシャツが少し張った胸元、太ももが椅子に沈み込む様子。普段のスーツ姿でも、ぽっちゃりボディの曲線が際立つ。視線が自然にそこへ吸い寄せられる自分に、内心で苦笑した。部長として、こんなことで動揺するなんて。
「部長、これで最終確認お願いします」
遥がプリントアウトした資料を差し出す。その瞬間、肩が触れた。ほんの一瞬の接触。でも、遥の体温がシャツ越しに伝わってきて、心臓が少し速くなった。柔らかい。予想以上に温かく、弾力のある感触。私の肩は固く引き締まっているのに、遥のそれはふんわりと優しい。慌てて視線を逸らし、資料に目を落とす。
「うん、完璧ね。遥君のおかげで助かったわ」
褒めると、遥の頰が赤らむ。ふっくらした頰がさらに柔らかく見えて、思わず見惚れる。25歳、独身。社内では「可愛い系男子」と陰で囁かれるけど、私はそんな軽い言葉じゃ収まらない魅力を感じていた。仕事中の真剣な眼差し、時折見せる照れた笑み。信頼できる部下だ。
作業を終え、ふと時計を見ると10時過ぎ。疲れがどっと出た。私は立ち上がり、キッチンスペースへ向かう。コーヒーを淹れて一息。遥も後を追ってきた。
「部長、僕も一杯いただきます」
狭いキッチンで並んで立つ。カップにインスタントコーヒーを入れ、お湯を注ぐ私。ところが、手が滑ってカップを傾け、熱いコーヒーがカウンターに飛び散った。
「あっ、熱っ!」
思わず声を上げ、慌てて拭こうとする。遥が素早くタオルを取ってきて、私の手を優しく掴んだ。
「大丈夫ですか? 部長、手、大丈夫?」
遥の大きな手が私の指を包み込む。ぽっちゃりした指先が意外に繊細で、温もりがじんわり染みてくる。コーヒーの匂いが混じり、二人で笑い出した。
「ふふ、部長ったら、こんなところでドジっ子ですか? 珍しいですね」
「内緒よ。あなたにだけ見られたくないわ」
笑い合う中、遥の体が近く、ぽっちゃりとした腕の柔らかさが視界に入る。シャツの袖がまくり上がり、むっちりした前腕が露わに。触れたくなる衝動を抑え、軽く肩を叩く。そこにまた、温かな弾力が返ってきた。心がざわつく。この感触、癖になりそう。
オフィスを出る頃、遥が口を開いた。
「部長、明日も早いですよね。もしよかったら、僕の家で続きやりませんか? うち、会社から近いんです。キッチンも広くて、コーヒーこぼしても安心ですよ」
家訪問。部下の家なんて、滅多に行かない。でも、遥の瞳がまっすぐで、信頼の色が浮かぶ。ぽっちゃりボディの温もりが、脳裏に残っていた。頷くと、胸の奥が熱くなった。
「ええ、行きましょうか。楽しみね、遥君」
翌日の約束が、心に甘い期待を灯す。オフィスの扉を閉めながら、私は自分の変化に気づいていた。この柔らかな引力に、どこまで溺れていくのだろう。
残業の余韻が残る中、遥の家への誘いは、私の日常に静かな波紋を広げていた。明日の夜、何が待っているのか。心臓の鼓動が、静かに速さを増す。
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