芦屋恒一

隣人熟女の温泉蜜壺絶頂(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:隣人の柔肌に触れた疼き

 私は芦屋恒一、六十二歳の寡夫だ。妻を亡くして八年、独り身のこのアパートで静かに暮らしている。仕事は定年退職後、近所の図書館でボランティアを少し。毎朝の新聞と散歩が日課で、穏やかな日々が過ぎていく。隣室に住むのは、恵子さん。四十八歳の未亡人。夫を三年前に病気で失い、今はパートで小さな喫茶店を切り盛りしているらしい。出会って二年ほどになるだろうか。廊下で顔を合わせるたび、穏やかな挨拶を交わす関係だ。

 その日も、夕暮れ時のことだった。ゴミ出しから戻ると、隣のドア前で恵子さんが大きな段ボールを運ぼうと苦戦していた。中身は夫の遺品を整理した本らしい。重そうに持ち上げようとする姿に、思わず声をかけた。

「恵子さん、重いものは俺が運びましょうか」

 恵子さんは振り返り、ほっとした笑みを浮かべた。黒髪を後ろで軽くまとめ、淡いピンクのブラウスが柔らかな曲線を包んでいる。化粧気は薄いが、目元の細かな皺が大人の色気を湛えていた。

「恒一さん、ありがとうございます。本当に助かりますわ」

 私は段ボールを受け取り、部屋の中へ運び入れた。狭いリビングに積み上げると、恵子さんがお礼に冷たい麦茶を淹れてくれた。二人、ちゃぶ台を挟んで座る。普段の挨拶以上の会話は珍しい。

「夫の遺品を片付けるのって、心がざわつきますね。恒一さんも、ご経験ありますか」

 恵子さんの声は柔らかく、少し寂しげだ。私は頷きながら、妻のことを思い浮かべた。

「ええ、八年経った今も、時々胸が詰まるよ。でも、生きてるうちは前に進まないとね」

 そんな他愛ない話が弾むうち、恵子さんが立ち上がり、棚から埃を払おうとした。段ボールが邪魔でバランスを崩し、私は咄嗟に支えた。右手が彼女の腰に、左手が脇腹に触れる。ブラウス越しに伝わる、柔らかな肉の感触。熟れた果実のような、しっとりとした温もり。指先にわずかな弾力が返ってきて、思わず息を飲んだ。

「あっ、すみません……」

 恵子さんが体を起こし、私の手を優しく払う仕草。でも、その視線が私の腕に留まる。シャツの袖から覗く、逞しい前腕。定年後も散歩で鍛えた筋肉が、意外に逞しく見えるらしい。彼女の瞳が、わずかに潤んだように見えた。

 私は慌てて手を離したが、心臓の鼓動が速くなっていた。恵子さんの肌は、想像以上に滑らかで、温かかった。妻の記憶が薄れゆく中で、こんなにも生々しい感触が甦るなんて。六十を過ぎた体が、久しぶりに熱を帯びる。股間の奥で、何かが疼き始めた。

「恒一さんの腕、立派ですわね。私のよりずっと力強い……」

 恵子さんの言葉に、頰が熱くなるのを感じた。私は苦笑して、老練のユーモアを交えて誤魔化した。

「歳のせいか、最近火照りが激しくてね。こんなところで力仕事したら、夜中に汗だくで目が覚めちまうよ」

 自虐的に笑うと、恵子さんはくすりと笑い、頰を赤らめた。その赤みは、麦茶のせいだけじゃないだろう。彼女の視線が、私の胸元を掠め、互いの目が交錯する。一瞬の沈黙。空気が、甘く重くなった。

「ありがとうございました、恒一さん。また……お邪魔しますね」

 恵子さんが立ち上がり、ドアまで見送る。別れ際、指先が軽く触れ合い、再びその柔肌の余韻が指に残った。私は自分の部屋に戻り、ベッドに腰を下ろす。股間が熱く張りつめ、息が荒い。恵子さんの曲線、腰の感触、赤らんだ頰。頭から離れない。彼女もきっと、同じ疼きを抱えているはずだ。

 窓から見える隣室の灯り。カーテンの隙間から、恵子さんの影が動く。あの柔らかな体が、今、どんな思いでいるのか。明日、廊下で会ったら、どう視線を交わせばいいのか。抑えきれない胸の高鳴りが、二人の日常を、静かに変え始めていた。

(第1話 終わり)