白坂透子

秘書のマッサージで女社長絶頂(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:秘書の指圧で肩が溶けゆく夜

オフィスの窓から見える夜景が、ぼんやりと揺れていた。42歳の私、佐藤美香はデスクに肘をつき、ため息をつく。創業以来の多忙な日々が続き、肩と首の凝りが限界を迎えていた。今日も終電間際まで残業し、秘書の遥にさえ帰宅を促してしまった。

遥は29歳の女性で、私の会社に入社して3年になる。入社当初からその几帳面さと気配りの良さに信頼を寄せ、今では欠かせない存在だ。背は私より少し低く、黒髪を肩まで伸ばした清楚な佇まい。スーツ姿がいつもきっちりしていて、こちらまで姿勢を正したくなる。

「社長、そろそろお休みください。明日の朝イチの会議資料も完璧ですし」

遥の声に顔を上げると、彼女はコーヒーカップを片手に立っていた。穏やかな笑顔が、疲れた私の心を少し和らげる。

「ありがとう、遥。でもこの肩の重さったら……。マッサージ屋に行く暇もないのよ」

私は肩を軽く回してみせた。痛みが走り、思わず顔をしかめる。遥の目が優しく細まる。

「でしたら、私が肩を揉みましょうか? 昔、母に教わった指圧が得意なんです。オフィスで簡単にできますよ」

彼女の提案に、私は一瞬躊躇した。秘書にそんな個人的なことを頼むのは、プロフェッショナルとしてどうか。でも、遥なら……。この3年、彼女の仕事ぶりは完璧で、私のプライベートな相談さえ自然に受け止めてくれる。信頼できる相手だ。

「そう? じゃあ、お言葉に甘えようかしら。5分だけね」

私は椅子に深く腰を沈め、遥が後ろに回る。彼女の指が、まず軽く肩に触れた。温かく、細い指先。スーツの上からでも、その圧が心地いい。

「では、失礼します。力を抜いてくださいね」

遥の声が耳元で響く。指が肩甲骨の辺りを捉え、ゆっくりと押し込む。凝りがほぐれる感覚が、じんわりと広がった。思わず目が細まる。

「うん……いいわ、そこ。もっと強くても大丈夫よ」

私は自然と背筋を伸ばし、彼女の手に身を委ねる。遥の指は的確で、ツボを押さえるたびに、固くなった筋肉が溶けていくよう。オフィスの静かな空気の中で、彼女の息遣いが微かに聞こえてくる。距離が近いせいか、遥の体温がスーツ越しに伝わってくる気がした。

指圧が続くうちに、肩の重さが軽くなり、代わりに不思議な心地よさが全身を巡り始めた。首筋を優しく揉まれると、ぞわっとした震えが背中を伝う。疲れが抜けていくだけでなく、何か内側から熱が湧き上がるような……。私は目を閉じ、深呼吸した。

「社長、リラックスできてますか? 凝りがひどいですね……ここ、オイルを使うとさらに楽になりますよ」

遥が小さなボトルを取り出す。彼女の私物らしい、アロマの優しい香りが漂った。私は頷き、首元を少し開ける。すると、遥がオイルを指に垂らす音。ところが、次の瞬間。

「あっ……!」

ぽたり、とオイルが少しこぼれ、私の襟元に落ちた。冷たい感触に驚いて振り返ると、遥の頰が赤らんでいる。

「す、すみません! 滑っちゃって……。拭きますね」

彼女が慌ててティッシュで拭こうとするが、私は思わず吹き出してしまった。

「ふふっ、大丈夫よ遥。そんなに慌てて。むしろ、こぼれたオイルが意外と気持ちいいわ。あなたらしいミスで、なんだか親しみを感じちゃう」

遥も照れ笑いを浮かべ、「社長の笑顔が見られてよかったです」と返す。私たちは顔を見合わせて笑い合い、オフィスの緊張が一気にほぐれた。日常の小さな失敗が、こんなにも心地よい空気を作り出すなんて。

笑いが収まると、遥の指が再び動き出す。今度はオイルを塗った手で、肩から背中へ滑らかに。スーツの生地越しに、ぬるぬるとした感触が肌に染み込む。指圧の圧が深くなり、背骨沿いを優しく押されるたび、私の吐息が熱を帯びてきた。

「ん……遥、そこ……いい……」

声が少し上ずる。身体が緩むにつれ、内面の何かがざわめき始める。肩の凝りが解れる喜びだけでなく、彼女の指の温もりが、心の奥まで届いているよう。遥の手が背中の中央を円を描くように撫でると、胸の鼓動が速くなった。信頼する相手の触れ合いが、こんなにも甘い感覚を呼び起こすなんて。

彼女の指が、ブラウスを少しずらし、素肌に直接触れた瞬間、熱いものが下腹部に集まるのを感じた。肌が敏感に反応し、微かな疼きが芽生える。私は唇を噛み、目を閉じた。

「背中の方も、続けますか? まだ凝ってますよ……」

遥の声が少し低く、耳に甘く響く。私はゆっくり頷いた。心臓の音がオフィスに響きそうなくらいに高鳴り、続きを望む気持ちが抑えきれなかった。

(つづく)