藤堂志乃

人妻レズ咀嚼NTR絶頂(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:果実の甘い再会と唇の誘惑

 穏やかな午後の陽光が、リビングの窓辺に差し込んでいた。28歳の美咲は、キッチンで夫の好物のサラダを準備しながら、ふと時計に目をやる。夫の拓也は32歳の会社員で、今日も少し遅くなるという。結婚して三年、互いに忙しい日常の中で、穏やかなリズムを刻む日々。美咲はそんな生活に満足していた。朝のコーヒーの香り、夜の寄り添う温もり。それが彼女のすべてだった。

 インターホンが鳴ったのは、そんな静かな時間だった。モニターに映るのは、懐かしい顔。怜子だった。32歳の旧友で、学生時代以来の再会。美咲は慌ててドアを開け、笑顔で迎え入れる。

「美咲、久しぶり。元気そうでよかったわ」

 怜子の声は、変わらず低く柔らかかった。黒髪を肩まで伸ばし、洗練されたワンピース姿。独身の彼女は、広告代理店で働くキャリアウーマンだという。美咲は怜子をリビングに招き入れ、お茶を淹れる。

「怜子こそ、綺麗になったね。どうして急に?」

「近くで仕事があって、連絡先もわからなくて。美咲の旦那さんの会社名だけ覚えてて、調べてみたのよ。運よく当たったわ」

 二人はソファに腰を下ろし、昔話に花を咲かせる。怜子は果物籠を差し出し、中からジューシーな桃を取り出す。美咲の好物だと覚えていたのだ。

「これ、食べてみて。すごく甘いのよ」

 怜子は桃をゆっくりと口に含み、噛み始める。その音が、静かな部屋に響く。じゅわ……じゅわ……。柔らかな果肉が砕け、蜜のような汁気が怜子の唇を濡らす。美咲は無意識にその様子を見つめていた。怜子の喉が微かに動き、咀嚼するリズムが、妙に生々しい。怜子は目を細め、桃を味わうようにゆっくりと噛む。唇の端から零れ落ちそうな滴を、舌先で優しく拭う仕草。

 美咲の胸に、かすかなざわめきが生まれた。何だろう、この感覚。懐かしいのに、どこか甘く疼くような。怜子が桃を噛み終え、ふと美咲の視線に気づく。彼女の瞳が、美咲の唇を優しく追う。ゆっくりと、まるで味わうように。

「美咲の唇、昔から柔らかそうだったわよね。……一口、いる?」

 怜子は残りの桃を再び口に含み、咀嚼を始める。音がより近く、鮮やかになる。じゅく……じゅく……。果実の甘酸っぱい香りが漂い、美咲の鼻腔をくすぐる。怜子は身を寄せ、桃を半分ほど噛みほぐしたそれを、美咲の唇に近づける。口づけのように。息が混じり合う距離。美咲の心臓が、急に速くなる。

 拒むべきか。それとも……。美咲は一瞬、目を伏せた。夫の顔が脳裏に浮かぶ。でも、怜子の視線は優しく、懐かしい温かさで満ちている。好奇心が、静かに芽生える。甘い緊張が、胸の奥で渦を巻く。

 怜子は迷わず、唇を重ねるように桃を差し出す。果汁が美咲の唇に触れ、温かく滑る。美咲は反射的に口を開き、それを迎え入れる。怜子の唾液に混じった桃の甘みが、舌の上に広がる。柔らかく、ねっとりと。咀嚼の余韻が、二人の間で溶け合う。

 その瞬間、美咲の内側で何かが揺れた。夫への忠誠心か、それとも封じ込めていた何かか。怜子の唇がわずかに美咲の唇に触れ、離れる。視線が絡みつくように交錯する。

 そこへ、玄関の鍵が開く音。拓也が帰宅したのだ。怜子は自然に身を引いて微笑み、美咲も慌てて口元を拭う。拓也は疲れた顔で入ってきて、二人の様子に気づかぬまま声を上げる。

「ただいま。へえ、客か? 誰だい?」

「旧友の怜子よ。近くで仕事があって、寄ってくれたの」

 怜子は立ち上がり、拓也に丁寧に挨拶する。拓也は好印象を抱いたようで、笑顔を見せる。

「へえ、じゃあ夕飯一緒にどうだい? 美咲の料理、うまいんだぜ」

「本当? 嬉しいわ。迷惑じゃなければ」

 怜子が拓也に視線を向けつつ、ちらりと美咲を見る。その瞳に、甘い余韻が宿っている。美咲は頰が熱くなるのを感じ、目を逸らす。夫は妻の微かな動揺に気づかず、怜子を家に招くことにする。

 夕食の席で、三人は和やかに語らう。だが、美咲の心はさっきの桃の感触に囚われていた。怜子の咀嚼音が、耳の奥で反響する。唇の柔らかさ、混じり合う息。夫の隣で、怜子の視線が時折、美咲の唇を優しく追う。

 夜が更け、怜子が帰る頃、美咲は玄関で見送る。怜子は小さな声で囁く。

「また、会おうね。美咲の唇……もっと味わいたいわ」

 ドアが閉まり、美咲は一人残される。胸の鼓動が収まらない。夫の寝息が聞こえる寝室を横目に、彼女は鏡の前に立つ。自分の唇を指でなぞる。甘い疼きが、静かに広がる。

 この再会が、何かを変えていく予感。怜子の瞳に映る自分は、夫の知らない美咲だった。

(第1話 終わり)

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