黒宮玲司

上司の視線に堕ちるAV女優(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:残業のPCに宿る視線

オフィスの照明はすでに半分が落とされ、残業の静寂が重く沈殿していた。平日夜のこの時間帯、フロアには黒宮と美咲の二人だけ。45歳の黒宮は、部長席のデスクで資料をまとめていた。部下の美咲、25歳のショートヘア美女は、隣の席でPCに向かい、時折キーボードを叩く音が響く。彼女の髪は耳元で短く整えられ、首筋の白さが露わになる。仕事熱心なその姿は、社内でも評判だった。

黒宮はコーヒーを一口啜り、視線を美咲の背中に移した。彼女の肩がわずかに上下する呼吸のリズムが、夜の空気に溶け込む。残業が長引く中、美咲がトイレに立つ気配を感じ、黒宮は自然に彼女のPC画面に目をやった。パスワードもかかっていないままのモニターに、動画再生のウィンドウが開いていた。好奇心からマウスを動かす。再生ボタンを押した瞬間、低い吐息がオフィスに漏れた。

画面に映るのは、薄暗いスタジオのベッド。そこに横たわる女優の顔が、妖艶に歪む。ショートヘアが汗で額に張り付き、唇が微かに開いて喘ぎを漏らす。視線がカメラを射抜き、観る者の奥底を抉るような熱を帯びていた。黒宮の指が止まる。その顔──美咲だ。間違いない。社内で見慣れたその輪郭、短く整えられた髪のライン、瞳の奥に潜む野性味。AV女優としての彼女は、普段のクールな表情とは別次元だった。カメラアングルが彼女の肌を這い、胸の膨らみがゆっくりと波打つ。指先が自らの太ももをなぞり、腰が微かに浮く。声は低く抑えられ、甘い響きがスピーカーから零れ落ちる。

「ん……もっと、深く……」

黒宮の喉が鳴った。理性が、静かに軋む。画面の美咲はカメラマンか相手の男に絡みつく視線を向け、身体を委ねるように反らせる。汗の粒が鎖骨を滑り、照明にきらめく。彼女の指がシーツを掻きむしり、唇が震える瞬間、黒宮の胸に熱い疼きが走った。これが部下の裏の顔。仕事中の真面目さとは裏腹に、こんなにも貪欲に快楽を貪る女。黒宮は動画を一時停止し、息を整えた。心臓の鼓動が耳に響く。管理すべき秘密を、偶然手に入れたのだ。

美咲が戻る足音が近づく。黒宮は素早くウィンドウを閉じ、自分のデスクに戻った。彼女は気づかぬ様子で席に着き、作業を再開する。黒宮の視線が、彼女の首筋に注がれる。ショートヘアの隙間から覗く肌が、動画の記憶と重なる。理性が揺らぐ──この女を、管理したくなる衝動。優位な位置から、静かに間合いを詰めていく喜びが、黒宮の内に芽生えていた。

翌朝、オフィスはまだ閑散としていた。朝の陽光がブラインド越しに差し込み、静かな空気を切り裂く。出社したのは黒宮と美咲の二人だけ。他の社員はこれからだ。美咲はデスクでコーヒーを淹れ、いつものようにショートヘアを耳にかけながら席に着く。黒宮は隣の席から、低い声で呼び止めた。

「美咲、ちょっと来てくれ」

彼女の肩がわずかに強張る。黒宮のデスク前に立つ美咲の瞳が、警戒を帯びる。黒宮は椅子に深く凭れ、視線を彼女の顔に固定した。ゆっくりと、間合いを測るように。彼女の呼吸が浅くなるのがわかる。ショートヘアの下、耳朶が微かに赤らむ。

「昨夜の残業、君のPCに面白いものが残っていたな」

美咲の瞳が揺れる。黒宮はさらに声を低く抑え、言葉を刻む。

「君の裏の顔、すべて把握した」

一瞬の沈黙。美咲の頰が、熱く染まる。彼女の唇が震え、視線が床に落ちる。黒宮の胸に、甘い支配の予感が広がった。この瞬間から、すべてが変わる──。

(第2話へ続く)