相馬蓮也

クールアイドルの溶熱衝動(第2話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第2話:控室の腰、甘く溶ける唇

 翌日のリハーサルは、平日午後のスタジオで淡々と進んだ。外はまた雨。窓ガラスを叩く音が、BGMのように響く。涼花のダンスは完璧だった。スレンダーな肢体が音楽に溶け、黒いレギンスとタンクトップが汗で張り付き、細い腰のくびれを強調する。俺はモニター越しに彼女を見つめ、昨夜の楽屋の感触を思い浮かべずにはいられなかった。あの肩の震え。首筋の熱。控室に戻る頃には、心臓が早鐘のように鳴っていた。

 控室のドアを閉めると、二人きり。狭い部屋に、彼女の汗の匂いが充満する。クールな表情でタオルを首にかけ、水を飲む仕草。長い黒髪が湿って肩に張り付き、白い肌がほんのり赤らんでいる。俺はスケジュールを確認するふりをして、彼女の隣に立つ。距離は、昨夜より近い。息が触れ合うほど。

「涼花さん、リハ完璧でした。明日の本番、問題ないっすよ」

 声が少し震えた。彼女はタオルで首筋を拭き、俺をちらりと見る。深い青みがかった瞳に、昨夜の余熱が残っている。クールな仮面の下で、何かが疼いている気がした。

「ありがとう、マネージャーさん。でも、まだ調整が必要ね。腰のラインが少し硬いわ」

 彼女の言葉に、俺の視線が自然と腰に落ちる。レギンスが食い込み、シャープな曲線を描くスレンダーな腰。触れたら、どんな感触か。昨夜の衝動が、再び胸を焦がす。理屈なんか、考えたくない。ただ、近づきたい。この熱を、確かめたい。

 手が勝手に動いた。衝動のまま、彼女の腰に滑らせた。ドレス越しじゃなく、薄いタンクトップとレギンスの生地越しに、直接感じる熱。細く引き締まった腰が、指先に吸い付くように柔らかい。微かな筋肉の張り。汗で湿った肌の温もり。

「っ……マネージャーさん」

 彼女の声が、わずかに上ずる。クールな表情が、甘く崩れ始める。瞳が細まり、唇が僅かに開く。拒否じゃない。むしろ、身体が俺の方へ寄り添うように傾く。スレンダーな肢体が、密着する。胸元の柔らかさが、俺の胸に触れる。心臓の鼓動が、互いに響き合う。

 俺の指が、腰をなぞった。ゆっくり、円を描くように。彼女の息が、熱く耳にかかる。香水と汗の混ざり合いが、頭をクラクラさせる。クールビューティーの仮面が、剥がれ落ちる瞬間。彼女の頰が上気し、瞳に甘い光が宿る。

「こんなところで……大胆すぎるわ。でも、嫌じゃない」

 囁く声に、合意の響き。彼女の手が、俺の腕に触れる。細い指が、優しく絡む。欲望が理屈を追い越す。俺は彼女の顎を上げ、唇を重ねた。柔らかく、湿った唇。最初は軽く触れ、すぐに深く。舌が絡み、甘い味が広がる。彼女の吐息が、熱く漏れる。「んっ……」という小さな声が、控室に響く。

 抱擁に溺れる。俺の腕が彼女の背中を抱き寄せ、スレンダーな身体がぴたりと密着。腰の感触が、より鮮明に。細い脚が俺の脚に絡みつくように寄り添う。キスは激しさを増し、息が荒くなる。汗の匂いが濃くなり、肌が震える。彼女の指が俺の背中を掻き、爪が軽く食い込む。快楽の予感が、身体中を駆け巡る。

 唇を離すと、彼女の瞳は潤んでいた。クールさは消え、甘い疼きだけが残る。俺の指が、タンクトップの裾をまくり上げ、素肌に触れた。滑らかな腹部、微かな震え。彼女は抵抗せず、むしろ自ら腰を押しつける。

「もっと……触って。マネージャーさん」

 その言葉に、俺の衝動が爆発。手を滑らせ、胸元へ。柔らかな膨らみが、掌に収まる。頂点が硬く尖り、息を呑む。彼女の身体が、甘く弓なりに反る。控室の鏡に、俺たちの影が映る。絡み合うシルエット。雨音が、外の世界を遠ざける。

 だが、深く沈む前に、ドアのノックが響いた。スタッフの声。「涼花さん、次は照明確認です!」 俺たちは慌てて離れる。彼女の唇が、名残惜しげに湿っている。頰は赤く、息はまだ乱れたまま。クールな表情を装いながら、瞳に熱が残る。

「今夜、車で送って。続きは……そこで」

 彼女の囁きに、俺の胸が疼く。この熱は、止まらない。夜の車内で、何が起こるのか──。

(1987文字)