この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。
## 第2話:ソファの腿上支配
雨音が、窓を叩く。
玲奈の部屋。
バーの扉を抜け、タクシーで十数分。
高層マンションの最上階。
都会のネオンが、ガラス越しに滲む。
カツン。
ヒールの音が、廊下を支配。
鍵が回る。
扉が開く。
暗がりの中、彼女のシルエットが溶け込む。
室内は薄明かり。
ランプの橙が、絨毯を染める。
革のソファが、闇に浮かぶ。
空気が、重く甘い。
香水の残り香が、鼻腔を刺す。
玲奈が、先に進む。
背中が、揺れる。
タイトドレスの裾が、脚線をなぞる。
ストッキングの光沢が、ランプの光を反射。
細ヒールが、フローリングを刺す。
カツン、カツン。
俺の足音が、遅れて追う。
彼女が、ソファに腰を下ろす。
ヒール姿のまま。
膝を寄せ、脚を組む。
視線が、俺を捕らえる。
「座って」
声が、低く響く。
命令か、誘いか。
俺は、隣に沈む。
革の冷たさが、尻に伝わる。
距離が、近い。
息が、混じる。
玲奈の足が、動く。
ゆっくり。
ヒールの先が、俺の靴に触れる。
軽く、押す。
腿へ、滑り上がる。
ストッキングの滑らかな熱が、ズボン越しに染みる。
膝の内側。
寄せられる。
重み。
甘い圧迫。
俺の息が、止まる。
視線が、落ちる。
足元へ。
絡め取られる。
彼女の唇が、弧を描く。
微笑み。
支配の予感。
指が、動く。
俺の指先が、無意識に伸びる。
彼女のストッキングに、触れる。
薄い生地の下、筋肉の張り。
熱い。
なぞる。
ふくらはぎから、膝裏へ。
玲奈の吐息が、漏れる。
微か。
しかし、耳を焦がす。
「そこ……いいわ」
声が、震える。
主導権が、揺らぐ。
彼女の足が、俺の腿を強く押す。
ヒールの先が、肉を抉るように。
痛み。
快い棘。
視線が、絡む。
瞳の奥、渦巻く渇望。
俺の指が、深く沈む。
ストッキングの繊維が、指に絡む。
引き裂きたくなる衝動。
しかし、彼女の目が、俺を止める。
「脱がせないで」
囁き。
息が、熱く吐き出される。
唇が、近づく。
一センチ。
湿った艶が、俺の視界を埋める。
「このまま、感じて」
言葉が、溶ける。
舌先が、唇を湿らせる仕草。
俺の喉が、鳴る。
互いの息が、止まる。
部屋の空気が、張り詰める。
雨音だけが、脈打つ。
玲奈の指が、俺の胸に落ちる。
シャツのボタンを、爪で弾く。
一つ。
二つ。
肌が、露わに。
冷たい空気に、熱がぶつかる。
彼女の足が、腿を這い上がる。
内腿へ。
ストッキングの摩擦が、火を灯す。
ヒールの曲線が、俺の股間に影を落とす。
触れるか、触れないか。
緊張の糸が、切れそう。
俺の手が、反撃。
彼女の腰に回る。
ドレスの生地を、握る。
引き寄せる。
唇が、重なる寸前。
玲奈の瞳が、揺らぐ。
僅か。
しかし、俺は捉える。
主導権の綱引き。
甘い震えが、全身を駆け巡る。
彼女の指が、俺の首筋をなぞる。
爪が、軽く立てる。
「まだ……焦らして」
声が、掠れる。
合意の熱が、深まる。
互いの瞳に、映る渇望。
頷き合う、無言の約束。
足の重みが、増す。
ヒールの先が、俺の敏感な部分を、軽く押す。
電流。
体が、跳ねる。
玲奈の唇が、耳朶に寄る。
吐息が、熱く吹きかかる。
「私の足で、感じてるんでしょう?」
囁きが、脳髄を溶かす。
指が、ストッキングをさらに強く押さえつける。
彼女の脚が、微かに震える。
俺の支配か。
それとも、彼女の誘導か。
判別不能。
肌が、疼く。
頂点へ、近づく。
しかし、玲奈の目が、俺を止める。
深く、底知れぬ。
視線が、部屋の奥を示す。
半開きの扉。
ベッドの影。
「ここじゃ、足りないわ」
唇が、離れる。
足が、ゆっくり引く。
ヒールの先が、床を叩く。
カツン。
立ち上がる気配。
次なる熱を、予告。
俺の体が、焦燥に震える。
雨が、激しくなる。
夜は、果てしなく深い。
(2012文字)