久我涼一

部下の美尻が媚薬で揺らす夜の距離(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:残業オフィスの微かな熱

 オフィスの窓辺に、街灯の淡い光が差し込んでいた。平日の夜遅く、周囲のデスクはすでに空っぽで、残るのは私と新しく配属された彩花だけ。45歳の課長として、部下の指導に追われる日々だが、今日も資料の最終確認で残業を強いられていた。時計の針は21時を回り、外の雨音がガラスを叩く音だけが、静寂を際立たせている。

 彩花は28歳の女性で、入社してまだ一ヶ月。以前の部署で培ったスキルが光り、業務はそつなくこなす。だが、私の視線を何度も奪うのは、彼女の仕事ぶりではなく、あの完璧な美尻の曲線だった。デスクに座る彼女が立ち上がるたび、スカートの生地が柔らかく張りつめて、歩くたびに微かに揺れるその輪郭。タイトスカートが強調するヒップの丸みは、成熟した女性のそれで、抑えきれない疼きを呼び起こす。

 「課長、このデータで大丈夫でしょうか?」

 彩花が私のデスクに近づき、プリントアウトした紙を差し出す。彼女が身を寄せると、かすかな香水の匂いが漂い、視線が自然に下へ。デスクの端に手をつき、腰を軽く曲げた姿勢で、その美尻がすぐそばに迫る。布地の下で息づくような柔らかな膨らみ。心臓の鼓動が速くなり、私は慌てて目を資料に戻した。45歳にもなって、こんなことで動揺するとは。長いキャリアの中で、人間関係の複雑さを嫌というほど見てきたはずだ。部下との距離を保つのは、課長としての責任でもある。

 「うん、問題ない。細かい数字も合ってるな。ありがとう」

 平静を装って応じると、彩花は満足げに微笑み、自分の席に戻る。その後ろ姿を、つい追ってしまう。歩幅に合わせて左右に揺れるヒップの動きは、計算されたものではない。ただ、彼女の体型がそうさせるだけだ。日常業務のさりげない瞬間でさえ、こんな衝動が湧くとは。責任ある立場で、こんな視線を向ける自分が、どこか滑稽に思える。

 残業が続く中、彩花がふと立ち上がり、鞄から小さな瓶を取り出した。透明な液体が入ったサプリメントだ。

 「課長、疲れてませんか? 私、最近これを飲んでるんです。リラックス効果が高くて、疲労回復に最適ですよ。一緒に試しませんか?」

 彼女の声は明るく、無邪気さを感じさせない。ただの気遣いのように聞こえる。私は少し迷ったが、連日の残業で体が重いのも事実だ。

 「そうか。じゃあ、いただこうか」

 彩花が二つ注いでくれ、互いにグラスを傾ける。液体はほのかに甘く、喉を通るとすぐに体が温かくなる。サプリの効果だろうか。肩の凝りがほぐれ、心地よい眠気が訪れるはずが、代わりに内側からじんわりとした熱が広がり始めた。

 作業を再開するが、集中力が散漫になる。デスクの向こうで、彩花がキーボードを叩く音が響く。ちらりと見ると、彼女の頰がわずかに上気している。スカートの裾が膝上までずれ、ストッキングに包まれた脚線美が露わだ。美尻の記憶が蘇り、下腹部に甘い疼きが募る。

 「彩花、どうだ? 効果あるか?」

 声をかけると、彼女が顔を上げ、こちらを見つめる。その瞳に、いつもより深い光が宿っている気がした。互いの視線が絡み、離れにくい。空気が微かに重く、雨音だけがオフィスを満たす。体温の上昇が、息づかいを浅くさせる。彼女の唇がわずかに開き、言葉を探すように動く。

 「はい……体が、温かくなってきました。課長も、ですか?」

 その声に、かすかな甘さが混じる。デスクの下で、足が無意識に近づきそうになるのを、ぐっと堪える。45歳の私が、28歳の部下にこんな感情を抱くとは。背徳的な衝動と、抑え込む理性の間で、心が揺れる。この熱は、ただのサプリの効果か。それとも、日常の延長線上で生まれた、抑えきれない何かか。

 だが、今は業務だ。私は視線を外し、資料に目を落とす。

 「よし、もう少しで終わりそうだ。集中しよう」

 彩花も頷き、席に戻る。オフィスの空気は、微かな緊張を孕んだまま、夜の静寂に溶け込んでいく。この疼きが、どこへ導くのか。作業を終えた後、どんな言葉を交わすのか。心の奥で、ゆっくりと膨らむ予感が、肌を熱くさせるのだった。

(第1話 終わり 約1950字)

次話:「サプリの余熱、デスク下の触れ合い」へと続く。