紅蓮

女優の視線に堕ちるM男(第1話)

この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。

## 第1話:控室の視線

 薄暗いスタジオの照明が、紅音の肌を妖しく照らし出す。25歳の彼女は、カメラの前に立つだけで空気を支配していた。AV女優として数々の現場を潜り抜けてきた紅音の演技は、常に激しく、観る者の理性を溶かす。今日の撮影は、深夜のラウンジを模したセット。酒の匂いが漂い、低いBGMが響く中、彼女は共演者の男を挑発的に見つめ、唇を湿らせながら腰をくねらせる。

「もっと……深く、来て……」

 紅音の声が、マイク越しにスタジオに響き渡る。彼女の瞳は燃えるように鋭く、相手の肌を爪でなぞる仕草は、痛みと快楽の狭間を抉る。28歳のスタッフ、拓也は照明機材の後ろでモニターを睨みながら、息を詰めていた。彼は照明担当として何度も紅音の現場に立ち会っていたが、今日の彼女は別次元だった。汗に濡れた首筋、息づかいが乱れる胸の谷間、視線が絡みつくような眼差し。拓也の胸に、抑えきれない疼きが広がる。

 M男気質の拓也にとって、紅音は特別な存在だった。彼女の激しい演技を見るたび、心臓が早鐘のように鳴り、股間が熱く疼く。仕事中は必死に平静を装うが、内側で感情が渦巻いていた。今日も、彼女の指先が共演者の背を掻き毟るシーンで、拓也の指が震えた。ズボンの中で、己のものが硬く膨張し、痛いほどに主張する。耐えきれず、休憩の合間に控室へ逃げ込むしかなかった。

 控室は、スタジオの奥まった一角。雨の音が窓を叩き、平日深夜の静寂が重くのしかかる。拓也はドアを固く閉め、ソファに腰を沈めた。息が荒い。紅音の残像が脳裏に焼き付いて離れない。あの視線、あの息遣い。手が自然とズボンのファスナーに伸びる。引き下ろすと、熱く張りつめたものが飛び出し、脈打つ。指を這わせ、ゆっくりと扱き始める。

「はあ……紅音さん……」

 吐息が漏れる。控室の空気が湿り気を帯び、自身の熱気が肌を焦がす。目を閉じ、彼女の演技を思い浮かべる。紅音の唇が耳元で囁く幻聴。爪が肌に食い込む痛み。感情が爆発し、指の動きが速まる。息を潜め、背を反らして悶える。汗が額を伝い、快楽の波が下腹部を震わせる。もう少し、もう少しで頂点に達しそうだった。

 その時、ドアが静かに開いた。

 拓也の体が凍りつく。目を見開くと、そこに紅音が立っていた。撮影の余韻か、薄いローブ一枚。汗で張り付いた布地が、豊かな曲線を強調している。彼女の瞳が、拓也の股間に、そして顔に、ゆっくりと絡みつく。逃げられない視線。心臓が喉を突き破りそうになる。

「私のせい?」

 紅音の声は低く、甘く囁くように響いた。控室の空気が一瞬で熱く変わる。彼女はドアを閉め、ゆっくり近づく。拓也は慌てて手を止めようとするが、体が動かない。紅音の視線に囚われ、熱い震えが全身を駆け巡る。恥辱と興奮が混じり、己のものが再び硬く跳ねる。

 紅音はソファの前に立ち、微笑んだ。唇の端がわずかに上がり、瞳に激しい光が宿る。それは独占欲に満ち、拓也の心を鷲づかみにする。「そんなに熱くなって……続き、見せて」

 命じるような言葉。拓也の体が熱く震え、指が再び動き出すのを止められない。紅音の視線が、すべてを支配していた。

(第2話へ続く)