この作品は18歳未満の方の閲覧を禁止します。フィクションであり、現実の人物・事件とは一切関係ありません。
## 第1話:着替え介助で触れた柔胸の誘惑
私は佐藤健一、62歳。長年勤めた会社を定年退職し、のんびりとした余生を送るはずだった。それが、心臓の軽い不整脈を指摘され、地元の総合病院に入院することになった。別に大病というわけではない。点滴と安静で様子を見るだけだ。病室は個室で、静かで悪くない。窓からは街路樹が揺れ、遠くに山の稜線が見える。入院生活など、若い頃の事故以来だ。あの頃はまだ体力があって、痛みも我慢できたが、今は歳のせいか、ちょっとした不調が妙に気にかかる。
担当看護師は、美紀さんという42歳の女性だった。初対面の朝、彼女は白衣姿でカルテを片手に現れた。黒髪を後ろでまとめ、化粧気のない端正な顔立ち。清楚という言葉がぴったりで、穏やかな笑みを浮かべると、疲れた心まで和らぐようだった。名札には「看護師・高橋美紀」とある。入院手続きの説明を丁寧に、ゆっくりとした口調でしてくれる。声は低めで、落ち着いている。熟練の看護師らしい、手際の良さだ。
「佐藤さん、今日は点滴をお願いしますね。腕をこちらに……はい、痛くないですか?」
彼女の細い指が私の腕に触れる。冷たくない、柔らかな感触。歳を重ねた私の皮膚はたるみがちだが、そんなことを気にする余裕もない。ただ、久しぶりの女性の手の温もりに、胸の奥が少しざわついた。美紀さんは淡々と作業を進め、終わると優しく腕を撫でてガーゼを貼る。その仕草が、まるで恋人のように親密で、私は思わず視線を逸らした。
入院二日目の夜。夜勤は美紀さんが担当だった。病室の照明を落とした薄暗がりの中、彼女は定期の巡回に来た。体温計を口にくわえさせ、血圧を測る。静かな夜の病棟は、遠くの足音だけが響く。
「佐藤さん、少し汗をかいてますね。パジャマを着替えましょうか? ご自分で難しいですか?」
私は頷いた。ベッドに横たわる体は重く、起き上がるのも億劫だ。美紀さんは迷わずベッドサイドの引き出しから新しいパジャマを取り出し、手際よく準備を始める。入院時の説明で、必要なら介助すると聞いていたが、まさかこんなにスムーズにとは。
彼女は私の上半身を優しく起こし、汗で湿ったパジャマのボタンを外していく。歳のせいで胸板は薄くなり、たるんだ腹が露わになる。恥ずかしいが、看護師相手に遠慮は無用だ。美紀さんは無表情に近い穏やかな顔で作業を進めるが、ふと私の視線が彼女の胸元に落ちた。白衣の下、淡いピンクのブラウスが少し開き、柔らかな谷間が覗く。42歳とは思えぬ張りのある膨らみ。息を潜めて見つめていると、彼女の動きが止まった。
パジャマを脱がせ、新しいものを着せようと体を寄せてきた瞬間、私の手が彼女の胸に触れた。いや、正確には彼女が私の腕を支えようとして、体勢が崩れ、私の右手の甲がその柔肉に当たったのだ。パジャマの袖を通すための動作だったが、偶然とはいえ、はっきりとした感触。温かく、弾力のある、熟れた果実のような柔らかさ。ブラのレースの感触まで伝わり、私の指先がわずかに沈み込む。
「あ……すみません、佐藤さん。」
美紀さんの声が少し震えた。彼女の頰が、薄暗い照明の下でほんのり赤らむのがわかった。慌てて体を引こうとするが、ベッドの狭さで密着したまま。私の視線は彼女の顔へ、そして再び胸元へ。互いの目が絡み合う。彼女の瞳は大きく見開かれ、長いまつ毛が微かに揺れる。息が熱く、甘い匂いが漂う。シャンプーの香りと、女性特有の体臭が混じり、私の鼻腔をくすぐった。
心臓が激しく鼓動を打つ。不整脈のせいか、それともこの状況か。抑えていた欲求が、じわりと疼き始める。62歳の男が、42歳の看護師にこんな感情を抱くとは。20歳の年齢差。彼女は私の娘より少し年上だが、そんな理屈は通用しない。体は正直だ。下腹部に熱が集まり、股間がわずかに反応するのを自覚した。美紀さんは視線を逸らさず、静かに私の手を胸から離す。指先が離れる瞬間、彼女の乳房がぷるんと揺れ、その余韻が私の掌に残った。
着替えを終え、美紀さんはベッドを整えながら、穏やかな微笑みを浮かべた。さっきの緊張が嘘のように、プロフェッショナルな表情に戻っている。
「ご迷惑をおかけしました。夜はゆっくりお休みくださいね。何かありましたら、ナースコールを。」
彼女はそう言い残し、部屋を出て行った。ドアが閉まる音が響き、私は天井を見つめる。胸の感触が忘れられない。柔らかく、温かく、張りつめた頂点が指先に残るようだ。心臓の鼓動はまだ収まらず、股間の膨張も引かない。こんな歳で、こんな欲情。自分で自分に苦笑した。
「まったく、俺もまだ死に損ないだな。看護師の胸に触れただけで、こんなに勃起するとは。孫の歳頃だぞ、まったく。」
独り言のように呟き、軽く自虐の冗談を口にする。年齢差のギャップを自分で笑い飛ばすことで、ようやく落ち着きを取り戻した。だが、心の奥底で疼く欲求は、消えなかった。美紀さんの微笑みが脳裏に焼きつき、夜が更けても眠れぬまま、私は続きを想像せずにはいられなかった。明日も彼女の夜勤だ。どうなるのだろう、この疼きは。
(第1話 終わり)